JFLの松本山雅FCは26日、クラブでアンバサダーを務める柿本倫明氏(33)が、松本山雅FCで選手登録を行うと発表した。トップチームでの現役復帰ではなく、10月に山口県で開催される国民体育大会サッカー競技に、長野県成年男子チームの一員として出場を目指すという。

　国体の出場資格を得るためには、日本サッカー協会に登録されている一種のチームに所属していないといけないため、今回の処置となった。柿本氏はFWで、現役時代は大分や湘南といったJクラブのほか、シンガポールのクレメンティー・カルサFCでも活躍した。

　クラブを通じて「松本山雅FCアンバサダーとして、長野県のサッカー発展に貢献したいと考え、国体出場にチャレンジしたいと考えました。長野県サッカーの強化、普及につながるように、自分の経験をたくさんの方に伝えることができるように精一杯頑張ります」と意気込みを語っている。

(文 近藤安弘)

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