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日本、南米選手権不参加か。米メディア13日にも辞退を発表と報道

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 11日付で更新された米FOXスポーツ(web版)によると、日本が参加に向けて欧州組の招集に奔走している7月の南米選手権(コパ・アメリカ、アルゼンチン開催)において、日本代表の不参加が決まり、代わりにコスタリカが出場する可能性があると報じている。

 この報道によると、日本サッカー協会は早ければ13日に不参加を発表するとしている。これを受けてサンケイスポーツweb版では日本サッカー協会の反応を報道。だが、真意については不明で、担当者は「原博実強化担当技術委員長が欧州に行って交渉している段階なのでコメントできない」と話したと伝えている。

 また、サンケイスポーツなど報道各紙web版によると、南米選手権・大会組織委員会のメイスネル会長が10日、「日本側はチーム結成のためできる限りのことをしているが、非常に難しい」と述べたという。アルゼンチンの複数のメディアが伝えたようで、メイスネル会長は9日に日本協会の担当者と連絡を取り、遅くとも今週中に参加するか否かを回答すると説明を受けたと明かしているという。

 東日本大震災の影響でJリーグの日程変更が行われ、南米選手権と重なったた。そのため、日本協会はJクラブ側に配慮し、小倉純二会長が現地に出向いて、一度は参加辞退を南米サッカー連盟やアルゼンチンサッカー協会に申し入れていた。しかし、両者から翻意され、また、欧州組の招集に関しても全面的に協力することを約束されたため、日本側は再度、参加に向けて協議。原博実技術委員長が渡欧するなどして各クラブに協力をお願いしていた。

 だが結局は、7月は来季に向けた大事な準備期間のため、シャルケ04(内田篤人)やインテル(長友佑都)など複数の欧州クラブが選手供出に難色を示した。また、招集に向けて動くとされたアルゼンチン協会も、日本選手の招集に関しては権限を得られず。大会参加エントリーは22選手で、日本協会はJクラブの負担を減らすため欧州組15選手の招集を最低目標としていたが、難しい状況に追い込まれていた。

招集を望んで交渉していた欧州組15選手リスト

(文 近藤安弘)

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