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長友先発復帰のインテル、イタリア杯決勝進出で連覇に王手

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 イタリア杯(コッパ・イタリア)の準決勝第2戦が11日に行われ、DF長友佑都の所属するインテルはホームでローマと1-1で引き分けた。アウェーでの第1戦に1-0で先勝していたインテルは2試合合計2-1とし、決勝進出が決定。大会連覇を懸けた29日の決勝ではパレルモと対戦する。

 8日のセリエA・フィオレンティーナ戦を風邪の影響で欠場した長友も左SBで公式戦2試合ぶりに先発復帰した。引き分けでも決勝進出が決まる一戦ということもあり、守備から入る堅実なプレーを披露。ローマは前半39分、FWメネスがスルーパスから抜け出しかけたが、カバーリングに入った長友がクリアし、ピンチを未然に防いだ。

 後半13分にはFWエトーが先制点を決め、2試合合計2-0とリードを広げたインテル。後半39分、FWボリエッロにゴールを許すなど終盤はローマの反撃に遭ったが、そのまま逃げ切った。長友もフル出場でチームに貢献。欧州初タイトルへ王手をかけた。

 連覇を狙った欧州CLは準々決勝で敗退し、5連覇中だったセリエAもミランに王者の座を奪われた。史上初の3冠を達成した昨季から無冠に終わるわけにはいかない。一発勝負となるファイナルの相手はパレルモ、舞台はローマのスタディオ・オリンピコ。残された1冠だけは何としても死守する。

[写真]公式戦2試合ぶりに先発復帰したDF長友佑都はフル出場

(文 西山紘平)

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