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[JFL]町田、スタジアム改修の経過などJ2昇格に向け代表が現状説明

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 JFLの町田ゼルビアは11日、クラブの守屋実代表がサポーターおよび町田市民に向けて声明文を発表した。昨年話題となり、現在改修に向けて動いているホームスタジアム問題や観客動員などについて現状を説明した。そして今季のJ2昇格のために、より一層の応援をサポーター、町田市民にお願いしている。

以下、声明文

2011年5月11日
代表 守屋 実からファン・サポーター、町田市民の皆さまへ

来季こそJリーグへ。ご友人を誘ってスタジアムへ。

 私たち、FC町田ゼルビアは、来季、2012年からのJリーグ入会を目指し、今季の日本フットボールリーグ(JFL)を戦っています。昨季は悔しい想いを経験し、ファン・サポーターや町田市民の皆さまには大きな落胆を与えることになってしまいましたが、今季こそ悲願を達成すべく、また挑戦を始めております。

 Jリーグ入会の主な条件は、平均観客数3,000人以上、安定したクラブ経営であること、そして、Jリーグ開催基準を満たしたホームスタジアムの確保などです。皆さまもご承知の通り、昨季はホームスタジアムがJリーグの基準を満たしていないということが大きな要因となり、Jリーグ入会を果たすことができませんでした。また、安定したクラブ経営の基盤を作ることも、早急に改善すべき重要な課題となります。

 本日5月11日に発行された「広報まちだ」に、私たちがホームスタジアムとして使用させていただいている町田市立陸上競技場の整備基本計画が掲載されました。町田市が掲げるスポーツ振興計画「スポーツで人とまちが一つになる」の考えに基づき、観戦席の増設や、陸上トラックの整備などが行われます。

 この整備計画は、Jリーグからも高い評価をいただいており、来季のJリーグ昇格に向けて大きな前進となりました。昨季の入会断念時は、とても苦しい状況となりましたが、また、こうして、Jリーグ入会に挑戦するための準備ができ上がって来ております。これは、約5万名の署名を集めた「町田ゼルビアを支える会」や、日頃から私たちに対し温かいまなざしを向けていただき、ご理解をいだいている町田市民の皆さまのお力添えがあってこそのことだと思っております。

 Jリーグ昇格のためには、工事が完成する「工期」も重要なポイントとなります。競技場を管理される町田市には、さらなる工期の短縮をお願いしておりますが、ゼルビアをご支援ししていただいている皆さまも、引き続き、この工期短縮についてもご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

 また、平均観客数3,000人以上と、安定したクラブ経営という要素も、クラブにとって重要な課題です。これは、Jリーグ入会の条件であるから、というだけでなく、「多くの町田市民から応援されるクラブになる」というクラブの理念の実現にも関わる大きな事柄です。より多くの方々がチケットを買ってスタジアムにお越しいただき、競技場でゼルビアへ熱いご声援をおくっていただくことが、重要となります。

 今季のチケット収入は、1試合300万円を目標としております。ここまでの2試合の平均は約150万円。昨季よりは増加したものの、目標の達成には更なる努力が必要な状況です。

 これまでのホームゲーム2試合には、平均約3,000人の方々にお越しいただきました。開幕戦では敗れはしたものの、2試合ともに、ポポヴィッチ監督の掲げる「アグレッシブで攻撃的なサッカー」が披露されていました。このサッカーを体感していただいた約3,000人の皆さまが、さらにもう一人、ご友人や知人を誘っていただき、野津田にお越しいただくことによって、平均観客数の条件は余裕を持ってクリアし、クラブ経営の部分でも目標に近づきます。

 またゼルビアを観戦したことがない方は、ぜひ一度、野津田にお越しください。そして、日頃からご支援をいただいているゼルビスタの皆さまは、ぜひご友人を誘って野津田におこしください。

ALL POWER MACHIDA。
2011年も、町田の熱い挑戦が始まっています。

FC町田ゼルビア
代表 守屋 実

以上

(文 近藤安弘)

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