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U-22日本代表合宿スタート。攻撃のコンビネーション高める

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 来年8月のロンドン五輪を目指し、6月19日と23日にロンドン五輪アジア2次予選クウェート戦を控えるU-22 日本代表は16日、愛知県豊田市内で3日間の短期合宿をスタートさせた。

 合宿参加選手は23人。関塚隆監督は4月の兵庫合宿で浮き彫りになった「シュート意識の低さ」という課題の修正から着手し、コンビネーション攻撃の練習に時間を割いた。

 前日の15日に所属チームで試合に出た選手8人を除く15人を集めると、ハーフコートで攻撃8人対守備3人や、攻撃8人対守備6人を配置してパス回しからのシュート練習。ピッチに出る前に宿舎で行ったミーティングでは、バルセロナとマンチェスター・UのDVDを見せ、攻撃的思考を選手たちに植え込んだ。

 「この3日間でしっかりとチームとしての機能性を高めていきたい。時間は限られているので、課題を一つひとつクリアしていきたい。ただ、攻撃だけではなくて、守備から攻撃、攻撃から守備という部分がある。90分の中で勝ちきるためには、一つひとつ進んでいかなければ」

 こう話した関塚監督は熾烈な争いとなっている攻撃陣の選考について、「攻撃陣はそれぞれの所属クラブでゴールに絡むプレーを見せてくれている。前の方の選手はそこでの出来が(選考に)大きくかかわってくると思う」と触れた。

 合宿最終日の18日は午後3時から豊田市運動公園陸上競技場でFC岐阜と公開練習試合を行ってから解散。6月1日にはU-22 オーストラリア代表と東北電力ビッグスワンスタジアムで親善試合を行う。なお、6月19日と23日に行う五輪予選のベンチ入りメンバー数は18人に決まった。
(取材・文 矢内由美子)

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