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香川が帰国、「来季は1年間フルで戦えるように」

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 ドルトムント(ドイツ)の日本代表MF香川真司が20日、日本に帰国した。日刊スポーツWEB版によると「本当にすごくいい経験ができた。半年間、試合に出て結果を残せたのは自信になった」とリーガ優勝で締めくくった今季を振り返った。また来季もドルトムントでプレーする意向を示し、「来季は1年間フルで戦えるように頑張りたい」と意気込んだ。

 今夏、C大阪からドルトムントに加入。8月14日の国内杯・ブルクハウゼン戦(3-0)でデビューを果たすと1アシストを決め、早くも結果を残した。その後、開幕戦から全17試合に先発出場を果たし、8得点1アシストと前半戦MVPに選出される活躍をみせた。

 しかし、1月25日のアジア杯準決勝・韓国戦で右足第5中足骨を骨折。長期離脱を余儀なくされた。今季の復帰は絶望視されていたが、すでに優勝の決まっているなかで迎えた最終節・フランクフルト戦で、後半43分から109日ぶりの出場を果たし、ダメ押し弾を演出。改めて存在感をみせつけた。そして、17日に行われたドルトムントと欧州日本人選手選抜の戦った東日本大震災復興支援慈善試合には、欧州組選抜のキャプテンとして先発出場し、PKを決めた。

 けがの影響で、わずか17試合の出場に留まったが8得点という活躍が認められ、ドイツ誌のキッカーが選ぶ2010-2011年シーズンのブンデスリーガ・ベストイレブンにも選出された。同誌の平均採点では規定出場時間数を満たした477選手中、チームメイトのDFマッツ・フンメルスに次ぐ、2位だった。「良い経験もできたけれど、同時につらい経験もした」というシーズンが終了。今オフの過ごし方については「まずは休養して、しっかり充電したい」と話した。

(文 片岡涼)

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