beacon

連載再開![青春サッカー小説 蹴夢]第2部第2章までのあらすじ

このエントリーをはてなブックマークに追加
青春サッカー小説『蹴夢』[KERU-YUME]

<第2部第2章までのあらすじ>
 元日本代表FWを父に持つ、U-16日本代表MF米倉ケンタ。進学先の竹駒学園で出会ったのは、「サッカーを教えない」をモットーとする名将・天童一彦監督だった。選手自身に「考えさせる」指導のもと、ケンタを中心とした新入生たちは徐々に成長していく。

 1年生のみが参加したフランクフルト国際ユースを経て、ケンタたち1年生の一部はトップチームに合流する。その後、インターハイでは全国大会に出場するも、ベスト8で敗退。敗れた悔しさを晴らすべく、臨んだ選手権予選。竹駒学園は圧倒的な強さで勝ち抜き、出場権を獲得した。

 それから数日後、選手権登録メンバーを決めるための恒例行事『選手決定戦』を戦うことに。
この試合に、昨年のエース・甲斐亮二がケガから復帰を果たす。ケンタは同じポジションの強力なライバルに負けないよう、必死に練習を繰り返すが……。

 選手たちがプライドをかけてぶつかる『選手決定戦』の終了直前、甲斐はキャプテンの六角誠と交錯し、再び足の指を骨折してしまう。甲斐の負傷により、ケンタはスタメンの座を確保するが、甲斐との実力差は明白だった。

 そして迎えた選手権。1回戦の相手は、優勝経験を持つ強豪・海洋学園付属環境高校。監督の滝川巌は「わたしは選手をプロに入れるためにやっているわけじゃない。高校サッカーで優勝するためにやっているんだ」と公言してはばからない指揮官だ。

 創造性を排除し、勝つために選手をコマのように動かす海洋に対して、選手の自主性を重んじる竹駒学園がどう戦うのか?

 ケガから条件付きで復帰を果たした甲斐は、プレーすることができるのか? 甲斐の存在に焦りながら、自分のプレーをしようと試みるケンタのパフォーマンスはいかに? 

 それぞれの思いを抱えながら、いよいよ、選手権が開幕する。

連載:蹴夢ページ

購入はコチラへ amazon

TOP