beacon

初招集・柴崎が激戦区のボランチで生き残りをアピール

このエントリーをはてなブックマークに追加
 激戦区で生き残る。A代表初選出となったMF柴崎晃誠(川崎F)は「初めてで、知り合いもいないし、不安もあった」と初日の練習前に緊張もあったが、「来てみたら若い選手も話しかけてくれて、長谷部選手にも声をかけてもらった」と安堵の表情で照れ笑いを浮かべた。

 ボランチは最も競争の激しいポジションでもある。練習で3-4-3のフォーメーションに選手が配置されたときも、他のポジションは各位置に1人または2人が入ったが、ボランチは“定員”の2に対し、5人が並んだ。MF遠藤保仁、MF長谷部誠という不動のダブルボランチのほかにも、MF細貝萌、さらには2列目が本職のMF家長昭博も中盤の底に入った。今回は招集を見送られたが、MF阿部勇樹やMF本田拓也も同ポジションで、MF柏木陽介も2列目、ボランチをこなす。ライバルは多い。

「チーム全体のバランスを見て、自分の特徴はボールに絡んでのパス出しにあると思うし、そこは意識していければ」。前日29日のG大阪戦にフル出場していたため、3-4-3の戦術確認後はクールダウン。アピールは明日以降に持ち越されたが、徐々に緊張感もほぐれてくる2日目から自分の“色”を出していく。

(取材・文 西山紘平)

TOP