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U-17代表・W杯前最後の試合、早川&武蔵弾で逆転勝利!!

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 今月18日に開幕するU-17W杯メキシコ大会に向け、メキシコ・トルーカで合宿中のU-17日本代表は現地時間11日、U-20ディポルティーボ・トルーカFCと親善試合を行い、2-1で勝利した。

 本大会前最後の試合となった一戦、前半14分に失点を喫したものの直後の同15分にMF秋野央樹(柏U-18)のクロスにDF早川史哉(新潟ユース)が頭で合わせて同点に追いついた。そして同44分、FW鈴木武蔵(桐生一高)が果敢なドリブル突破から自らシュートを決めて、逆転に成功。18日に控えている初戦・ジャマイカ戦へ向けて弾みをつけた。

 試合後、日本サッカー協会によると右SBで先発したDF川口尚紀(新潟ユース)は「選手達の中で勝負にこだわろうと話をしていたので、今日の試合に勝利し、本大会に向けて良い弾みになった」とコメント。決勝点を決めた鈴木武は「高地でバテバテの中で、最後に思い切ってシュートを打って良かったです。『シュートは打たないと入らない』ということを再認識しました」と話したという。

 また試合終了後に行ったPK戦の練習では、DF岩波拓也(神戸ユース)とFW中島翔哉(東京Vユース)がミスしてしまい、2-4で敗れたものの、本番へ向けてはいいシミュレーションとなったようだ。夕食後にはVTRを見て試合の反省を行い、選手たちからは失点シーンについて多くの意見が挙がったという。最後の練習試合で得たものを糧に本大会までより良い準備を重ねていく。

以下、JFA公式サイトより選手コメント

●DF川口尚紀(新潟ユース)
―本大会前最後の試合だったが?
「選手達の中で勝負にこだわろうと話をしていたので、今日の試合に勝利し、本大会に向けて良い弾みになった」

―自分自身の出来は?
「前回の遠征(スロバキア)があまり上手くいかなかったので、今回は自分なりに思い切りやろうと決めていた。自分の長所である『攻守にわたって積極的にプレーする』ことができて良かった」

―トルーカキャンプは明日で終わりですが、高地でのキャンプはいかがでしたか?
「平地とは違い、かなり息切れした。本大会の会場より標高の高い所でキャンプを行うことで自分を追い込めたと思う。自信を持って積極的にプレーできます」

―新潟で応援してくれる人に一言。
「希望ケ丘SC・長岡ビルボード・アルビレックス新潟の代表として積極的にプレーしていきたいと思います。新潟のみなさん、応援よろしくお願いします」

●FW鈴木武蔵(桐生一高)
―スロバキアカップでの怪我の影響でメンバー入りが懸念されましたが、実際にメンバーに選ばれメキシコに来ることができた感想は?
「怪我した時は、あまりの痛みで無理だと思ったが、3週間経って痛みが引いてきた。選ばれるかどうかは五分五分だと思っていたが、実際に選ばれた時は本当に嬉しかった」

―第1戦目は“ジャマイカ”戦ですが、何か運命的なものを感じますか?(鈴木武蔵選手は、ジャマイカ人と日本人のハーフ)
「とても感じている。まさか生まれた国とサッカーで対戦することになるとは夢にも思っていませんでした。日本人であることに誇りを持って、観客を沸かせるような、観ている人を魅了するようなプレーがしたい」

―今日は、後半から出場し見事「決勝ゴール」を決めましたが、感想をお願いします。
「高地でバテバテの中で、最後に思い切ってシュートを打って良かったです。『シュートは打たないと入らない』ということを再認識しました」

―群馬で応援してくれる方に一言。
「ワールドカップでは絶対に点を取るので、応援よろしくお願いいたします!」

(文 片岡涼)
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U-17W杯2011特設ページ

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