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東京Vの高木がオランダ移籍へ

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 東京ヴェルディのMF高木善朗が、オランダ1部のユトレヒトへ移籍すると15日のスポーツニッポンが報じている。ユトレヒトには今年1月に練習参加しており、そこでのプレーなどが認められた模様。報道では、今月末にも現地に渡るとしている。

 高木は、元プロ野球選手の高木豊氏の次男で、兄は元東京Vで今季から清水の高木俊幸、弟は東京Vユースの高木大輔。善朗はジュニアユースから東京Vに在籍し、昨年は高校3年生ながらJ2で5得点を記録するなど実力を発揮。同年9月にはプロA契約を果たした。

 1月に練習参加したユトレヒトでは、強豪PSVとの練習試合でゴールを決めたほか、得意のFKでゴールを演出するなどアピールしていたという。スポーツニッポンによると、高木は当時、「普通にプレーできたので自信になった」と手応えを口にしていた。そんな類まれな能力が注目され、5月に正式オファーが届いたようだ。

 ユトレヒトは今季リーグ戦9位の中堅クラブ。2003-2004シーズンには、元日本代表MF藤田俊哉(現千葉)が在籍していた。高木は2009年のU-17W杯メンバーでいわゆる“プラチナ世代”。同い年にはフェイエノールトで活躍するFW宮市亮や、バイエルンへの移籍が噂されるG大阪のMF宇佐美貴史らがいる。少し先を走るライバルたちを追い抜くべく、欧州に渡ってさらなる成長目指すようだ。今後の動向に注目が集まる。

(文 近藤安弘)

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