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酒井宏らU-22代表組、ザックジャパン抜擢か

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 U-22代表組、ザックジャパン抜擢か――。クウェートと対戦したロンドン五輪アジア2次予選第1戦(19日)を3-1で制したU-22日本代表選手のうち数人が、9月2日から年内5試合組まれているW杯ブラジル大会アジア3次予選の日本代表に招集される可能性が高いことが分かった。

 21日の東京中日スポーツなどが報じたもので、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督とともにクウェート戦第1戦を観戦した日本サッカー協会の小倉純二会長が、U-22代表から数人を抜てきする可能性が高いことをザッケローニ監督が示唆していたと明かしたという。

 小倉会長によると、ザッケローニ監督は日本代表の層の薄い右SBの候補として、183cmの大型DF酒井宏樹に強い関心を示した模様だ。酒井宏は首位・柏を右サイドから支えるDF。高い攻撃力を備え、CBでの起用も可能な酒井宏はクウェート戦第1戦では高精度のクロスを何度も上げるなど、チームの快勝に貢献していた。

 五輪最終予選は9月21日から年内3戦。W杯予選と日程の完全重複はないが、事前合宿を含めると重なることもある。東京中日スポーツによると、ザッケローニ監督は「数人の選手が(U-22代表監督の)関塚と取り合いになる」と口にしたという。

 23日にアウェーでクウェートとの第2戦を戦うU-22代表。気温40度超とも言われる灼熱のアウェー戦は、第1戦で奪った2点のアドバンテージを活かして勝利する戦いであると同時に、選手たちのA代表入りを懸けた重要なアピールの場となりそうだ。

(文 吉田太郎)

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