セリエAユベントスが獲得に動いているCSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑は28日、リーグの休暇を利用して日本に帰国。29日のスポーツニッポンによると、ユベントスの動きについて「何も決まってないんでね。逆に俺が教えてほしい」とした上で「率直にビッグクラブが僕の噂をしてくれるのは悪いことではない」と歓迎した。

　ユベントスとの交渉は、すでにクラブ間交渉に入っているとされる。ユベントスは今季リーグ戦7位で、本田が希望する欧州CLの出場権は持たないが、名門だけにその“障害”はなさそう。セリエAの印象について、スポーツ日本によると、本田は「日本人なら(中田)英さん、今は(長友)佑都でしょ。でも俺の中では、ちょっと前の黄金時代のイメージが強い。ユベントスのジダンですね」と語ったという。

　ジダンといえば、ユベントスで活躍し、スペインのR・マドリーに移籍した。本田は「レアルの10番」を目標にしており、そのルートはたぶる。ただ、ロシアでの戦いについて「トップリーグじゃないのは事実ですけど、かといって物足りないリーグではない。ちょっとでも手を抜けば、やられるケースも多いし、悲観する状況では全然ない」。さらに6月の5試合は2得点2アシストと結果を出しており「自分の中ではちょっとトンネルを抜けた感があって、今は、その序章」とCSKAでのプレーに充実感も示したという。オフは約1カ月あるが、その間には結論が出そうだ。

(文 近藤安弘)

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