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[U-17W杯]ニュージーランド戦前日、岩波「日本のサッカーを世界の人々に知ってもらえるように」

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 U-17W杯メキシコ大会を戦うU-17代表は、決勝トーナメント1回戦ニュージーランド戦の前日となった28日、14時半からトレーニングを行い、夕食後には1時間半のミーティングを行った。

 日本サッカー協会によると、練習ではゴール前のコンビネーションやシステムの確認を行ったという。DF岩波拓也(神戸ユース)はニュージーランド戦へ向けて「何が起こるか分からないという決勝トーナメントです。負けたら終わりなので、危機感を持って試合に入りたいと思う。チームとして相手よりも強い気持ちをもって臨みたい」と意気込んだ。

 夕食後のミーティングでは、4年に一度のクライバーンコンクールで優勝した盲目のピアニストである辻井伸行さんの戦いを参考に、映像を見ながら感想を話し合ったという。選手たちはサッカーに通じるものが多いということもあり、真剣な眼差しで見入っていた。また、最後にはテレビドラマの「仁」で使用されているフレーズの「神は乗り越えられる試練しか与えない」というメッセージが伝えられた。

 いよいよ明日(日本時間30日)、日本史上初となる決勝トーナメントでの白星獲得をめざし、94JAPANがニュージーランド戦に臨む。

以下、JFA公式サイト発表コメント

●DF岩波拓也(神戸ユース)
―なでしこJAPANが、明日対戦するニュージーランドに勝ちました。94JAPANも続きたいですね。
「たまたま同じ相手となり驚きました。なでしこJAPANも劇的な結果を残したので、僕たちも続きたいです。相手もリベンジに燃えていると思うので、その気持ちに負けず、自分達のサッカーをして相手を圧倒したいです」

―明日の試合ではどんな事に注意して臨みますか?
「何が起こるか分からないという決勝トーナメントです。負けたら終わりなので、危機感を持って試合に入りたいと思います。チームとして相手よりも強い気持ちをもって臨みたいです」

―明日の試合に向けて意気込みを教えてください。
「相手が明日、どんなサッカーをしてくるのかは分かりませんが、センターバックとして相手の攻撃を抑える事が楽しみです。チームとしても今までやってきたことがトーナメントで通用するのか試していきたいです。勝ち進む毎に注目が大きくなると思いますが、1戦1戦を大切に戦い、日本のサッカーを世界の人々に知ってもらえるように頑張ります」

●DF室屋成(青森山田高)
―ニュージーランド戦に向けて一言。
「決勝トーナメントということで、どうしても緊張してしまうと思いますが、逆に楽しむ位の気持ちで、試合に集中して戦いたいと思います。自分の特徴は攻撃なので、積極的に前に出て行きたいです。できれば2列目から飛び出して得点を取りたいです」

―モンテレイ入りしてからのコンディションはいかがですか?
「モレリアは気温が低かったので、昨日はすごく暑く感じました。しかし今日のトレーニングではすごく走れたし調子が良いと思います」

―日本で応援してくれる方に一言お願いします。
「勝ち進むには、応援してくださる方の力が必要です。期待に応えるためにも絶対に勝ちたいです」

(文 片岡涼)
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