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[女子W杯]澤が10年ぶりハット!!通算78得点で釜本氏超え男女歴代単独1位に

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[7.1 女子W杯B組 日本4-0メキシコ レバークーゼン]

 日本女子代表のMF澤穂希(INAC神戸)が金字塔を打ち立てた。この日行われた女子W杯グループリーグ第2戦・メキシコ戦でハットトリックを達成。国際Aマッチ通算78得点とし、試合前は75得点で並んでいた元日本代表FWの釜本邦茂氏を超え、男女合わせて歴代単独の最多得点記録を樹立した。
 
 前半13分にMF宮間あや(岡山湯郷)のFKに頭で合わせて先制点。今大会初ゴールが釜本氏の記録を上回る通算76点目となった。そして2-0で迎えた同39分、宮間の左CKにニアサイドへ走りこみながらヘディングシュート。宮間が「蹴る前に澤選手と目が合っていた」と話せば、澤も「宮間選手と目が合っていたので、当てるだけでした」と言う“ホットライン”で自身2点目を決めた。

 後半35分には、右サイドから仕掛けた近賀の折り返しをゴール正面で受けると、冷静に右足シュート。4-0とダメを押すゴールでハットトリックを達成した。澤のハットトリックは代表通算6回目。4得点を決めた01年12月4日のアジア女子選手権・シンガポール戦以来、実に10年ぶりだった。

 試合後のテレビインタビューで澤は「3点も取れると思わなかったのでビックリ。(ハットトリックは)想像もしていなかったので、すごく嬉しい」と笑顔で話した。

 まさになでしこジャパンの大エースだ。代表デビューは93年12月6日のアジア女子選手権・フィリピン戦(4-0)。いきなり4得点を決め、華々しく代表デビューを飾った。あれから18年が経ち、今もキャプテンとして日本女子代表を牽引している。3度の五輪を経験し、W杯出場は今回が5回目。積み上げてきた国際Aマッチ169試合出場78得点という数字が、澤の偉大さを物語っている。

 32歳で迎えた今回のW杯を「自分のサッカー人生の集大成としてメダルが取りたい」と話す“なでしこクイーン”。まずは4大会ぶりのグループリーグ突破という第一関門を突破し、世界の頂点へ駆け上がっていく。


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