[7.3 J2第2節 愛媛2-3岡山 ニンスタ]

　ファジアーノ岡山が愛媛FCに3-2で勝利した。1-1で迎えた後半38分に途中出場の東京大学出身・FW久木田紳吾のJ初ゴールで逆転すると、同45分にFW白谷建人が決勝点となるゴールを決めた。連敗を3でストップさせ、5試合ぶりの白星を手に入れた。

　0-1で迎えた前半34分、MF臼井仁志のパスに抜け出したFWチアゴがPA内でDF池田昇平に倒されてPKを獲得。これをチアゴが冷静に決めて、1-1に追いついた。後半に入り、逆転を目指す岡山は後半20分、MF臼井仁志に代えて、久木田を投入。この采配に久木田が応えた。後半38分、ハーフウェーラインから久木田がドリブルで持ち込むと、ゴール正面から左足を一閃。J初ゴールで逆転に成功した。

　同点に追いつくと直後にはチアゴに代わって、白谷をピッチヘ送る。そして後半45分、白谷が左サイドからドリブルで切れ込み右足シュート。2点差にリードを広げた。終了間際のロスタイムには1点を返されたが、3-2で逃げ切った。

　試合後のテレビインタビューで久木田は「勝てない状況が続いていて、連戦の最後を勝利で飾るためにみんなでハードワークした結果だと思う」と冷静に試合を振り返った。

　一方、愛媛は逆転負けを喫し、8位へ順位を一つ落とした。前半5分、DF前野貴徳がゴールライン際で相手MFからボールをかっさらい、PA内左からGKの股間を抜くグラウンダーのシュートを決めた。しかし、その後に2失点。後半終了間際のロスタイム3分には、右クロスを受けたFWジョジマールがシュートを決めて1点を返したが、2-3で敗れた。