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快挙のなでしこジャパンはドイツで軽めの調整、川淵名誉会長は報奨金アップを示唆

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 なでしこジャパンのボーナスが増額される可能性が出てきた。14日の産経新聞web版によると、優勝で1人当たり150万円、準優勝で100万円という報奨金が設定されているが、日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長が同日、「優勝しないという前提で作っている。上乗せされると思う」と大幅アップを示唆したという。

 日本女子代表は13日、日本時間14日未明の女子W杯準決勝のスウェーデン戦に3-1で勝利し、W杯はもちろん、五輪を含めても国際大会初の決勝進出を果たした。川淵名誉会長は「正直、とても信じられない。よくここまで頑張ってくれた。ひたむきで審判に文句も言わない。悪質なファウルもしないし、転んでもすぐ立ち上がる。Jリーガーにも見習ってほしい」と高く評価した。

 言葉で賛えるだけでなく、日本協会は報奨面でも功績に応える。女子選手は、男子選手と比べていわゆるクラブから支払われる年俸は格段に低い。代表での待遇面でもA代表と比べると格段に見劣りする。すでに銀メダル以上は確定しており、一人100万円は支給される見通しだが、日本全国が注目する結果を残したことで、今後、理事会などで報奨金アップが検討課題に挙がりそうだ。

 快挙から一夜明けた日本女子代表は14日、全体練習はなく、フランクフルトの宿舎内のトレーニング施設で各自が調整したという。プールでクールダウンしたり、エアロバイクをこぐなどして体調を整えた模様。現地時間17日に行われるアメリカとの決戦に向け、万全のコンディションを作る。

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