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内田出番なしも…シャルケがスーパーカップ制す!香川はフル出場も敗戦

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[7.23 ドイツスーパーカップ ドルトムント0-0(PK3-4)シャルケ04 ゲルゼンキルヘン]

 2011-12シーズンの幕開けを告げるドイツスーパーカップが23日、行われ、昨季のリーグ王者・ドルトムントと昨季のカップ戦王者・シャルケ04が対戦した。試合は0-0のまま延長戦なしのPK戦に突入すると、シャルケは今オフにフランクフルトから加入したGKラルフ・フェーマンがPKを2本ストップ。バイエルンに移籍したGKノイアーに代わる新守護神の活躍で、PK4-3で今季初のタイトルを獲得した。ドルトムントのMF香川真司はフル出場。一方、シャルケ04のDF内田篤人はベンチ入りしたものの出番はなく、日本人対決は実現しなかった。

 立ち上がりはドルトムントが試合の主導権を握った。4-2-3-1のトップ下で先発した香川は精力的に前線まで飛び出し、チャンスに絡む。開始2分にはスルーパスから左サイドを抜け出し、ドリブルで一人かわしてゴール前に折り返すも、DFのブロックに阻まれた。

 前半6分には右CKからDFケールのヘディングシュートがポストを叩くなどチャンスをつくりながら得点できないドルトムント。後半12分、相手CKのカウンターからFWレワンドフスキが駆け上がると、MFゲッツェのスルーパスから香川がPA内左に進入したが、折り返しは必死に戻ったDFがクリア。同15分、左サイドからドリブルで中に切れ込んだ香川のラストパスを受けたゲッツェのシュートもGKの好セーブに阻まれた。

 徐々に盛り返すシャルケも後半29分に決定機を迎え、カイザースラウテルンから加入したMFヤン・モラベクが右足でシュートを放つが、GKが右足1本でセーブ。ルールダービーらしい激しい一戦は互いに譲らず、0-0のまま、大会規定により延長戦は行わず、そのままPK戦に突入した。

 ここで奮闘したのがシャルケのGKフェーマンだ。ドルトムント3人目のFWグロスクロイツ、5人目のMFペリシッチのキックを見事にストップ。シャルケは4人全員が成功し、PK4-3でスーパーカップを制した。

 ブンデスリーガは8月5日に開幕。ドルトムントは同日、ホームでハンブルガーSV、シャルケは6日に敵地でシュツットガルトと対戦する。

[写真]ドルトムントのMF香川真司(左)からFWラウルから厳しいプレッシャーを受ける


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