beacon

乾が欧州デビュー!!先制点の起点となるも、ボーフムは逆転負け

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ブンデスリーガ2部は12日、第4節1日目の3試合を行った。MF乾貴士が所属するボーフムはホームで昨季1部のザンクトパウリと対戦。先制したものの逆転され、1-2の敗戦を喫した。乾は初先発で欧州デビュー。先制点の起点となる活躍を見せたが、白星を飾ることはできなかった。

 乾は4-2-3-1のトップ下で先発出場。前節はベンチ入りするも出場はなかったが、加入後から2試合目で待望の欧州デビューを果たした。開始直後から前線へのスルーパスでチャンスを演出。幾度も決定機をつくった。すると前半7分、左サイドで仕掛けた乾が相手DFの股間を抜くパスでくさびを入れると、PA正面で受けたMFフライアーがゴール前へスルーパス。オフサイド気味の飛び出しだったが、最後はMFダブロウスキがPA内左から右足ダイレクトでシュートを決め、ボーフムが先制した。しかし同32分に左サイドを押し込まれ、クロスを許すとファーサイドからシュートを決められて同点に追いつかれた。1-1で前半を折り返した。

 ボーフムは後半に入り、再び突き放そうと果敢に仕掛ける。しかし立て続けに中盤でボールを失い、シュートまで持ち込めない。逆に押し込まれる場面が続くがGKルーテが好セーブを連発。1-1のまま試合は進んだ。すると後半24分、乾が決定機を迎えた。カウンターからスルーパスに左サイドへ抜け出し、GKとDFを前にPA内からシュートを放ったが、サイドネットへ外れた。

 チャンスをものにできずに時間が過ぎると、後半39分にまさかの失点。右サイドから押し込まれて、最後はMFマックスにゴール右へグラウンダー気味のシュートを決められた。同41分にはMFフライアーを倒したとして、DFセバスティアンが2枚目の警告を受けて退場。ボーフムは数的有利な状況となった。しかし、そのまま見せ場をつくれずに時間は経過。1-2での逆転負けとなってしまった。

 乾はデビュー戦を勝利で飾ることはできなかったものの、チームに合流して約10日ながら先制点に絡むなど存在感を発揮。決定機を逃したことは悔やまれるものの、上々のスタートを切った。

試合後の一問一答

[写真]敗戦に悔しさをみせる乾


▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP