beacon

新旧代表監督が合同サッカー教室、「ザックチーム」が「岡田チーム」に“勝利”

このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督と岡田武史前監督の指導による『adidas all dream special Football clinic U-12』が16日午後、宮城県サッカー場で開催された。東日本大震災の復興支援として宮城県内の小学校4~6年生の150人を無料招待し、新旧日本代表監督による“異例”の合同サッカー教室が実現。同日午前には仙台市内のホテルで対談を行った2人がピッチに場所を移し、約2時間にわたって子供たちを直接指導した(対談の様子はこちら)。

 サッカー教室ではピッチを2面に分け、それぞれをザッケローニ監督と岡田氏が担当。最後はピッチごとにトーナメント方式のミニゲームを行い、それぞれの優勝チームを両氏が指揮し、“決勝戦”も行った。結果は「ザックチーム」が1-0で「岡田チーム」に勝利。代表監督就任後、国際Aマッチ無敗記録を続ける現監督の“貫録勝ち”となったが、岡田氏は「今は負けとかないとね。気持ちよくさせて、次(9月2日のW杯アジア3次予選)の北朝鮮戦で勝ってもらわないといけないから」と冗談交じりに語っていた。

 サッカー教室を終えたザッケローニ監督は「みんな素晴らしくて、次の招集メンバーに入れようか迷っている」と笑顔。「30年前を少し振り返ってしまった。当時、これぐらいの年代の子供たちの指導から監督のキャリアを始めた」と懐かしみ、「厳しい韓国戦が終わって、これからさらに厳しいW杯予選がある。集中していかないといけないが、その前にこうした時間を持てたのは有意義だった」と、子供たちとの触れ合いを楽しんだ様子だった。

[写真]日本代表のザッケローニ監督と岡田武史前監督がサッカー教室で指導した子供たちと記念撮影

(取材・文 西山紘平)

TOP