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公開練習に879人!!なでしこジャパンが笑顔でトレーニング

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 来月1日から中国・済南で始まるロンドン五輪アジア最終予選を戦う日本女子代表が17日、東京都・西が丘サッカー場で公開練習を行った。女子W杯ドイツ大会で優勝した後、国内で初のトレーニングということもあり、多くの報道陣や観客が詰め掛けた。平日17時からの開始だったにも関わらず、集まった観客は879人。世界一に輝いたなでしこジャパンの練習に見入った。

 この日の練習には欧州組のDF鮫島彩(ボストン・ブレイカーズ)、DF熊谷紗希(フランクフルト)、FW安藤梢(デュイスブルク)、FW永里優季(ポツダム)以外の全16選手が揃った。2年ぶりの代表復帰となったFW永里亜紗乃(日テレ・ベレーザ)も笑顔で練習に取り組み、ミニゲームなどで汗を流した。

 この日はフィジカル練習のあとに8対8のミニゲームを実施。DF近賀ゆかり(INAC神戸)の右クロスからFW丸山桂里奈(ジェフ千葉)が右足ワンタッチでシュートを決めるなど、好調ぶりをアピール。MF川澄奈穂美(INAC神戸)も果敢にミドルシュートを放つなど、コンディションの良さを伺わせる動きをみせた。

 多くの観客が集まった様子に佐々木則夫監督は「ザックジャパンじゃないのに」と満面の笑顔。「まだまだチケットはあるので、たくさんの人に試合を見に来て欲しいですね」と19日に行われる東日本大震災復興支援チャリティーマッチのなでしこリーグ選抜戦への来場を呼びかけた。また、MF澤穂希(INAC神戸)は「暑かったですけど、こんなにたくさんの人が来てくれて、しんどい顔をみせる訳にはいかないので」とキッパリ。「W杯から帰ってきての1ヵ月は忙しすぎて、時間の流れが早かった。でもW杯から五輪予選へ自分自身の気持ちの切り替えはできている」と新たに始まるアジアでの戦いへ向けて力を込めた。

[写真]練習前に集合写真を撮るなでしこジャパン

(取材・文 片岡涼)

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