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鹿島の連勝が5でストップ

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[8・24 J1第23節 甲府1-1鹿島 中銀スタ]

 5連勝で5位へ浮上していた鹿島アントラーズの連勝がストップした。アウェーでの甲府戦はFW興梠慎三が7試合ぶりに先発復帰。必勝体勢を固めて試合に臨んだ鹿島は前半17分、CB岩政大樹からPAへ送られた縦パスに飛び込んだFW大迫勇也が右足ダイレクトで合わせるなどゴールへ迫る。ただ、好調を維持していた大迫が前半29分にルーズボールの競り合いで両足付け根を傷めて負傷退場してしまう。

 それでも鹿島はMF遠藤康の左足ミドルなどによってゴールを狙い続けると後半16分、PAで粘った興梠が遠藤へつなぐと、遠藤の丁寧なラストパスからMF小笠原満男が強烈な右足ミドル。GKが弾いたこぼれ球を大迫に代わって投入されたFW田代有三が難なく右足で押し込み先制した。だが試合後のインタビューでオズワルド・オリヴェイラ監督が「流れがよいときに2点目を取る必要がある。2点目を取れなかったことが残念」と振り返ったように追加点を奪えずにいると29分に痛恨の失点。35分にはMF本山雅志とFWタルタを同時投入して勝ち越しを狙うも、失った流れを取り戻すことができず1-1で引き分け、2009年以来の6連勝は果たせなかった。

 残り11試合で首位との勝ち点差は12。ただ指揮官は「全勝するしかない。全勝を狙ってやるしかない」。「常勝」鹿島にとってはまだまだ優勝をあきらめる差ではない。

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