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パセドー病から復帰の山崎がU-22代表復帰

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 甲状腺機能亢進症(バセドー病)の影響で8月のU-22エジプト代表戦と九州合宿招集を見送られていたFW山崎亮平(磐田)が、U-22マレーシア代表とのアジア最終予選初戦を戦うU-22日本代表に名を連ねた。コンディションを崩して7月9日の横浜FM戦を最後にピッチから離れていた山崎だが、8月21日の横浜FM戦で復帰すると27日の大宮戦でも64分間プレー。大宮戦後には「コンディションはまだ6割くらい」と首を振っていたが、それでも左MFとしてチャンスメーカー役を担ってきたアタッカーを関塚隆監督は招集に踏み切った。

「(W杯予選の影響で)リーグ戦は中断していましたけど、我々のコーチングスタッフは練習試合などでチェックしてきました。ジュビロ磐田さんが4日に練習試合をするということで視察して、(山崎は)FWとしてですけれども45分しっかりとプレーをして3、4点取っているという報告を聞いています。リーグ戦、それから来週ナビスコがありますけれども、(磐田の)戦力としてポジション争いしていると言う状況を把握しているので、今回招集した」と関塚監督。その言葉通り、山崎は今月4日に行われた朝鮮大との練習試合で4得点を挙げるなどパフォーマンスは確実に向上してきている。8月末の九州合宿では福岡に0-1で敗れるなど精彩を欠いたU-22代表にその攻撃力を加える。

 6月19日のアジア2次予選、クウェート戦第1戦ではFW大迫勇也のゴールをアシスト。突破力、得点力を武器にタレント揃いのアタッカー陣を引っ張ってきた男がU-22マレーシア代表との最終予選初戦のピッチに立つ。

(取材・文 吉田太郎)
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