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待望の今季初ゴール、香川「シュート自体も完璧なイメージどおりだった」

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 ブンデスリーガは18日、第6節3日目を行い、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントはアウェーでハノーファーと対戦。香川は4-2-3-1のトップ下で開幕から6試合連続の先発出場を果たすと、後半18分に今季初ゴールとなる先制点を決めた。ところが、後半42分、44分に連続失点。1-2の逆転負けで2連敗となった(試合詳細はこちら)。

以下、試合後のコメント

―ハノーファの守備がよくてスペースがなかったのでは?
「サイドを崩せば問題なかったし、いい感触はつかめていた」

―後半、いくつかのチャンスに絡んだが?
「前半から点を取れる雰囲気があって、いけるなというのがあった。うまく得点につながった」

―ブラスチコフスキの近くでプレーしていたが?
「今日は右からガンガンいっていた。数的優位もつくれていて、ワンツーで崩したりもしていた。だから、そのあとのセンタリングの精度が課題。それまではよかった」

―ゴールシーンについては?
「イメージどおり。冷静に流し込めた」

―シュートを浮かした理由は?
「GKを見ていて、出てきてくれたので。しっかりためて蹴ることができた」

―瞬間の判断。
「そこまでもいい形でつながっていた。シュート自体も完璧なイメージどおりだった」

―レワンドフスキが退いてボールのおさまりどころがなくなった?
「なかなかラインを押し上げられなかった。前の2人が孤立してしまった。相手の右サイド中心に崩されてしまった。守備の人数は足りていたし、サイドも人数がいるのに取りどころがはっきりせず、取り切れてなかった。もっとやれたと思う」

―相手は前に人数をかけてきた。
「サイドの攻めは勢いを感じた」

―レワンドフスキが抜けてゼロトップ的になった?
「別に指示などではない。ただ、チーム全体が守備か攻撃かしかなかった。ずれがあった」

―前と後ろの距離が空いた?
「確かに前と後ろで開いてしまった。2、3点目を取る姿勢を出してもよかった」

―去年ここでゴールを決めているが?
「覚えています」

―去年はここで決めてから調子が上がったように思うが?
「そのことは覚えてない。今週は、というかどの試合でもそうだけど、点に絡みたかった。イメージ的に良くなっているし、動きも徐々に上げていけるようにしたい」

―リーグ戦初ゴールを決めて気持ちが楽になった?
「楽にもなるが、点を取れてうれしかった。勝てていればもっとうれしかった」

―点を取ったあとは攻めるべきだった?
「去年は、そのあと(点を取ったあと)たたみかけるように攻めることができていた。今年のチームにもその勢いはあると思う。まだそういう点を発揮し切れていなくて残念」

―チームに迷いがあった?
「どうですかね……。確かにチャンスはあった。守備面を見ても、去年は先制したら勝てる(守り切れる)という自信があったのだが、今年は失点したりしているので、絶対的な強さが90分通して出せていない。残念」

―勝つイメージができていない?
「今日もチャンスをつくられた中で、案の定やられた。ワンチャンスでやられたのではなく、攻め続けられてやられた。守備がはまってない感じがする」

―悪い流れでもある?
「勝てるチャンスがあったから残念。ケガ人が戻ってくるまで、今は我慢すべきときだし、チームとして状況を把握して、切り替えていきたい」

―昨年と違って代表選手も増え、疲労感がある?
「もちろんいろんな立場もあるし、ケガ人とかいろんな状況がある。昨年からの変化を感じるところが一人ひとりあると思う。若いチームだからしっかりやっていかないと」

[写真]今季初ゴールを決めたMF香川真司

(取材・文 了戒美子)

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