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U-22代表、原口「プレッシャーの中で結果を残せるかが問われる」

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 6試合あるロンドン五輪最終予選の初戦。場所は日本のホーム。マレーシア戦を翌日に控え、FW原口元気(浦和)は、9月2日に埼玉スタジアムであったA代表のワールドカップ3次予選初戦の北朝鮮戦を思い出していた。

 「日本のホームなので相手は引いてくるし、初戦という難しさもある。それは北朝鮮戦を見ていてもそうだった。でも、ああやって、諦めず、じれずに何回も何回も攻撃を続けていけば、必ず結果が出ると思う」

 ザックジャパンのW杯予選初陣となった北朝鮮戦は、終始日本がボールを支配し、シュートを打ち続けたもののゴールが遠く、終了間際まで0-0で試合が進んだ。ところが後半ロスタイム、引き分けムード濃厚となったところで吉田麻也のシュートが決まり、日本はどうにか勝ち点3を手にした。
出番こそなかったものの、チームの諦めない姿勢で白星を呼び寄せた日本の姿をベンチで見つめていた原口は「あしたの試合はとにかく勝つことが一番大事。それだけです」と、A代表で学んだチームスピリットを関塚ジャパンに持ち込んでいる。

 「最終予選だし、初戦だし、期待も大きい。プレッシャーの中でどれだけ結果を残すことができるか。自分でも楽しみだし、それが問われる」

 先発するにしても、途中出場でも、いずれにせよ求められるのはゴール。10日にあったJリーグ・モンテディオ山形戦で右頬に負った裂傷はすっかり癒えており、もはや傷痕さえ見当たらない。驚異の治癒力を持つ原口は、表情を引き締めて、マレーシア戦での活躍を誓っていた。
(取材・文 矢内由美子)
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