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J7クラブが競合の国士舘大・吉野がC大阪と仮契約!!

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 国士舘大のMF吉野峻光(4年=静岡学園高)が22日までにセレッソ大阪と仮契約を結んだことが分かった。過去にU-19日本代表選出歴もある技巧派MFのもとには、C大阪のほか、モンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉、京都サンガF.C.、水戸ホーリーホック、湘南ベルマーレ、横浜FCのJ1、J2全7チームから正式オファーが届いていたが、「同じポジションに清武選手やキム・ボギョン選手、倉田選手など魅力的な選手が多かった。あえて飛び込んでやろうと思った」と、C大阪入団を決意した。

 吉野は静岡学園高時代に日本高校選抜に選ばれたほか、U-19日本代表、関東大学選抜、全日本大学選抜にも選出歴がある。高校時代は抜群の技術を武器にボランチを務めていたが、大学入学後は主にトップ下でプレーしながら、ウィングとしてワイドからの仕掛けも持ち味にしている。高い身体能力を生かしての技ありシュートなどは圧巻。攻撃的なポジションならどこでもこなす器用さもあり、国士舘大では主将も務めている。現在は9月14日に左足首を手術した影響でリハビリ中だが、10月末には復帰予定。今後の大学リーグでの活躍も期待される。

 一度も練習参加や施設見学をしないままに入団を決めた吉野だが、静岡学園高3年時の2月にC大阪のキャンプに参加したことがある。当時はレヴィー・クルピ監督の下、MF香川真司ともプレーし、「かなり練習が楽しかった」と好印象を持っていたという。クラブ側は吉野について「プレースタイルが間違いなくセレッソに合っている。同じポジションにいい選手も多いが、必ずレベルアップできる」と高評価しており、本人も「香川選手、乾選手、清武選手に続くつもりでやっていきたい。ロンドン五輪も目指す気持ちで、来年は開幕から絶対にスタメンで出たい」と強い決意を口にしている。

 かねてから口癖のように「絶対にプロになりたい」と話していた吉野。大学4年間ではケガに泣いた時期も多かったが、苦難のときを乗り越え、大学界屈指のテクニシャンがいよいよJの舞台に挑む。

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