日本代表DF吉田麻也とFWカレン・ロバートが所属するVVVは1日にホームでAZと対戦し、1-3で敗れた。開幕からこれで8戦勝ちなし(3分5敗)となり、またしても今季初白星はお預けとなった。とはいえ、終了間際にはカレンがPKのこぼれに反応して、今季初ゴール。意地をみせて1点を返した。

　吉田、カレンともに先発フル出場で奮闘をみせた。しかし前半32分に早くも失点し、1点ビハインドで前半を折り返した。後半10分には左CKから展開し、最後は右サイドのカレンがミドルシュートを狙ったがDFに阻まれた。後半の早い時間に追いつきたいVVVだがゴールは遠い。すると同17分、カウンターからピンチを迎える。右サイドから崩されると、最後は吉田の裏を取られ、MFアダムにシュートを決められた。2点差に突き放される。

　さらに後半28分には再び右サイドから突破される。VVVのDF陣2人が振り切られ、PA内への進入を許すと、最後は吉田を前にDFシモン・ポウルセンにシュートを決められ、0-3と試合を決定付けられた。

　それでも終了間際のロスタイム1分、ドリブルで仕掛けたDFミハエルがPA内で倒されてPKを獲得。ミハエルが自ら蹴り込んだシュートはGKに止められるも、ゴール前左に詰めたカレンが思い切り蹴り入れて、1-3と意地をみせる。試合はそのまま終了し、またしても今季初勝利はお預けとなった。

　昨季はリーグ戦19試合に出場し、2得点を決めていたカレンだったが、今季は開幕戦から全試合に先発出場しているものの、これまでは無得点。出場8試合目にして待望の今季初ゴールとなった。この勢いで次節こそ、初勝利を勝ち取りたい。

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