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ハーフナー・マイクが初先発も、3-4-3のセンターFWとして高まる期待

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 日本代表FWハーフナー・マイク(甲府)が7日のベトナム戦(ホームズ)で国際Aマッチ初先発を飾る可能性が出てきた。ザッケローニ監督はベトナム戦で3-4-3を再テストする可能性を示唆。3トップのセンターFWとして、194cmの長身ストライカーへの期待が高まっている。

 準備は万全だ。2日のW杯アジア3次予選・北朝鮮戦(1-0)で国際Aマッチデビューを果たしたが、当時は前日1日の追加招集でA代表に初選出され、練習期間はわずか1日しかなかった。それでもいきなりクロスバー直撃のシュートを放つなど存在感をアピールし、6日のウズベキスタン戦(1-1)も途中出場でピッチに立った。今回は3日の合宿初日からフルメニューを消化。非公開練習が続いたが、公開部分ではFW香川真司とともに3トップを形成し、連係を高めてきた。

「練習するごとに理解はしてきているし、あとは実戦でどう使われるか。システムが変わっても自分の役割は特に変わらないと思う。クサビをしっかり受けて、しっかりと中盤に落として、またゴール前に入るというのができればいい」

 そうイメージを膨らませたハーフナーが狙うのは当然、ゴールだ。北朝鮮戦、ウズベキスタン戦を合わせた出場時間は45分。決してチャンスがなかったわけではなく、ウズベキスタン戦後には「与えられたチャンスでしっかり結果を残したい。今日もチャンスはあったし、決めないといけない」と悔やんだ。

「しっかり自分の特徴を生かして、チャンスが来ればアピールしたい」。先発となれば、これ以上のチャンスはない。FW前田遼一が代表から遠ざかっている中、ザックジャパンではFW李忠成が4試合連続で先発中だが、1月のアジア杯決勝での優勝決定弾を最後に得点はない。ハーフナーにとって代表定着へのアピール弾は、エースの座を手繰り寄せるゴールにもなる。

(取材・文 西山紘平)

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