AFC U-19選手権2012予選に向け26日にタイ・バンコクに出発したU-18日本代表が28日、現地でBEC TERO(タイ・プレミアリーグ)と練習試合を行い1-2で敗れた。

　日本サッカー協会によると、敗れはしたが吉田靖監督は「新潟県十日町でのキャンプでもなかなか全員がそろってトレーニングを行う時間がなかったために、多少歯車が合わない選手がいたが、今日の試合を通じてチームとしての共通理解度が高まったと感じている。チームのやり方に対して意思統一ができるようになってきた。後は個々の持ち味をさらに上げていき、得点につなげられるようにしていきたい」と課題があったことを収穫とし「今日の試合に関して言えば自分たちが攻めていながらミスをして相手にカウンターを受けるなどいくつかの課題が見えたゲームだった。残りのトレーニングで課題を少しでも克服し大会初戦に挑みたい」と本大会への意気込みを語った。

　U-18日本代表は31日にグアム代表と初戦を戦う。


以下、JFAより試合記録と選手コメント

日本 1-2(前半0-1) BEC TERO(タイ・プレミアリーグ)

<得点経過>
10分:失点
78分:南秀仁
84分:失点(PK)
<出場メンバー>
【前半】
GK
櫛引政敏(清水)
DF
川口尚紀(新潟ユース)
遠藤航(湘南)
櫛引一紀(札幌)
山中亮輔(柏ユ-ス)
MF
原川力(京都U-18)
橋本拳人(F東京U-18)
熊谷アンドリュー(横浜FMユース)
野津田岳人(広島ユース)
FW
久保裕也(京都U-18)
近藤貫太(愛媛ユース)

【後半】
GK
杉本大地(京都U-18)
75分→池村彰太(JFAアカデミー福島)
DF
小山内貴哉(札幌U-18)
岩波拓也(神戸U-18)
高橋祐治(京都U-18)
佐藤和樹(名古屋U-18)
MF
小野瀬康介(横浜FCユース)
原川力(京都U-18)
60分→橋本拳人(F東京U-18)
75分→野津田岳人(広島ユース)
深井一希(札幌U-18)
杉本竜士(東京Vユース)
FW
南秀仁(東京Vユース)
榊翔太(札幌U-18)

<選手コメント>
●遠藤航
「今日の試合は全体的にパスミスが多く、切り替えの遅さが目立ったかなと思います。暑さの影響もあるかと思うけど、こういう状況でも自分たちのサッカーをしっかりとやらないといけないのでそこを言い訳にしないようにしたいです。大会に向けては初戦がまずは一番大事だと思う。そこでしっかりと勝つこと。そのためにも自分たちのサッカーをしっかりと出来れば結果もついてくると思うので自分たちがしっかりと良いサッカーを出来るように意識してやっていきたいです」

●熊谷アンドリュー
「チームとしてまだまだ共通理解を深める必要があると思いました。試合の立ち上がりは全員でプレッシャーに行けていたけれど、相手のフォワードが自分たちの裏のスペースを狙い始めると、ずるずると下がってしまい全体的に間延びしたことは悔やまれます。攻撃の面ではシュートまで持ち込む回数を増やすことができたこと。後はしっかりと決めるだけだと思う。初戦まではあと2日間あるので今日出た課題を少しでも修正できるようにしたいと思います」