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清武、原口はA代表専念、権田はロンドン五輪予選へ

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 アルベルト・ザッケローニ監督は23人の代表メンバーの中に、U-22日本代表世代のFW清武弘嗣(C大阪)とFW原口元気(浦和)のサイドアタッカー2人を選出。一方で、9月と10月のW杯予選3試合でベンチ入りしていたGK権田修一(F東京)に関しては、ロンドン五輪アジア最終予選2試合を今月下旬に控えていることから、招集を見送った。

 これに関して原博実強化担当技術委員長は「A代表が今回の合宿から帰国するのは16日の予定で、五輪合宿は17日からになるので、今回はA代表と五輪代表を両方というのは、日程的にも体力的にも精神的にもできないと判断した」と話し、11月に限ってはA代表とU-22代表の掛け持ちをさせないと説明。さらに「ポジションや、置かれている状況を考慮した」と、A代表のコーチでもあるU-22日本代表の関塚隆監督もスタッフ会議に参加したうえで、A代表では川島、西川に続く第3GKである権田の招集を見送ったという経緯を説明した。

 また、10月の親善試合ベトナム戦、W杯予選タジキスタン戦で、負傷の清武に替わって招集されていたDF酒井宏樹(柏)も、今回のザックジャパンには選出されなかった。

 ザッケローニ監督は清武と原口について「クオリティーがあってのびしろがある。今回の2試合に出場するしないに関わらず、経験豊富なA代表選手とトレーニングをともに積むことによって、成長を促すことにもなる」と、その大いなるポテンシャルに言及。「クラブでも成長しているのに加えて、A代表でもやればさらに成長できる。現時点でもA代表の力はあるが、将来的にはもっともっとやってもらいたい」と期待を込めた。これによって2人は五輪アジア最終予選のバーレーン戦(22日、マナマ)、シリア戦(27日、国立)には招集されないことになり、A代表に専念することになった。

(取材・文 矢内由美子)

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