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[選手権]メッセージは「無我夢中」 大会応援リーダーは日本代表DFに

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 第90回全国高校サッカー選手権の応援リーダーはシャルケ04(ドイツ)に所属する日本代表DF内田篤人に決定した。

 内田は全国優勝経験も持つ静岡の名門・清水東高出身だ。ただ全国には縁がなく(全国大会出場は国体のみ)、1年時は決勝で藤枝東に0-1で敗れ、2年時も準々決勝で常葉学園橘に1-2で敗戦。そして右SBながら10番を背負った3年時も、準々決勝で藤枝東に0-1で敗れて一度も全国選手権の舞台に立つことはできなかった。3年時の敗戦直後は涙で立ち上がることができず、両チームの選手たちが整列する中、ひとりピッチにうずくまって涙を流し続けた。相手選手に抱えられるようにして何とか整列、そして挨拶をしたほどだった。

 それでも高校時代の練習で身に着けた実力を鹿島でのルーキーシーズンから発揮。日本代表、そして世界へと羽ばたいた。日本テレビの大会HPによると、内田は「僕にとって高校サッカーはやはり『原点』です。サッカーの基本、社会に出る上での基本を教わりました。サッカー部だけでなく、今でもよく会う素晴らしい仲間に出会えました。今まで生きてきたなかでも、高校の3年間は本当に楽しかったです」とコメント。そして「無我夢中」というメッセージとともに「今は、文字通り無我夢中でサッカーをやってほしい。そうすれば一生の宝物になると思っています」と選手たちへエールを送っている。
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