beacon

香川、1得点2アシスト!!ドルトムントがボルフスに5発大勝、長谷部は出番なし

このエントリーをはてなブックマークに追加

 香川、1得点2アシスト!! ブンデスリーガは5日、第12節2日目を行い、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントはホームで日本代表MF長谷部誠の所属するボルフスブルクと対戦した。前半12分に先制点をアシストした香川は同45分に2試合ぶりとなる今季3点目で追加点。3-1の後半21分にも2アシスト目を決め、5-1の大勝に貢献した。長谷部は3試合ぶりのベンチスタートで、最後まで出番がなく、5試合ぶりの欠場。日本人対決は実現しなかった。

 守備的な布陣で臨んだ1日の欧州CL・オリンピアコス戦(1-0)で公式戦5試合ぶりのベンチスタートとなった香川が、そのうっ憤を晴らす大爆発だ。4-2-3-1のトップ下で公式戦2試合ぶりに先発すると、前半12分、右サイドのスローインからボールをつなぎ、MFライトナーの縦パスを香川がワンタッチのヒールパス。これを受けたMFゲッツェがPA内に切れ込み、右足で先制点を奪った。

 前節のシュツットガルト戦(1-1)に続く2試合連続のアシストで先制点を演出した香川の勢いは止まらない。前半45分、中盤でボールをカットしたMFベンダーからFWレワンドフスキとつなぎ、香川がスルーパスに反応。GKとの1対1から冷静に右足でゴール右隅に流し込んだ。

 10月22日のケルン戦(5-0)以来、2試合ぶりとなる香川の今季3点目で2-0とリードを広げ、後半に折り返す。ボルフスブルクは後半14分にMFフレブのゴールで1点を返したが、わずか2分後にドルトムントが突き放した。後半16分、ゲッツェの右CKをニアでDFピシュチェクが頭でそらし、ベンダーがヘディングで押し込む。3-1と再び2点差とすると、その後もボルフスブルクを圧倒した。

 後半21分、自陣から香川が右足アウトサイドで絶妙なロングスルーパス。完全に抜け出したレワンドフスキがGKの頭上を越すチップキックでゴールネットを揺らす。香川のこの日2アシスト目で4-1。同33分にはゲッツェが2点目を決め、5-1とゴールラッシュを締めくくった。

 絶妙なボールタッチと多彩なアイデアで攻撃陣を引っ張った香川は後半44分、DFフンメルスのロングフィードに反応。最終ラインの背後を取り、胸トラップから左足でループシュートを狙った。これは枠を捉え切れなかったが、ピッチ上で躍動し、2試合連続のフル出場を果たした。

 2試合ぶりの勝ち点3を獲得したドルトムントは6試合負けなし(5勝1分)とし、勝ち点を23に伸ばした。2位をキープし、明日6日に試合を控える首位・バイエルンとの勝ち点差を暫定ながら2に縮めた。一方のボルフスブルクは2連敗で3戦勝利なし(1分2敗)。2試合で8失点と守備の崩壊を止められなかった。

 対照的な結果となった香川と長谷部の2人は今後、ドーハで事前合宿を行う日本代表に合流。W杯アジア3次予選のタジキスタン戦(11日、ドゥシャンベ)、北朝鮮戦(15日、平壌)に臨む。

[写真]試合後、DFフンメルスに持ち上げられ、笑顔のMF香川真司


▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP