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C大阪がレヴィー・クルピ監督の今季限りでの退任を発表

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 セレッソ大阪は16日、レヴィー・クルピ監督と来季の契約を更新しないと発表した。C大阪側は手腕を大きく評価し、契約更新の要請を行ったが本人の希望により退任という形をとったという。

 ブラジル出身のレヴィー・クルピ監督は2007年5月からC大阪で指揮。3シーズンはJ2で過ごすが、その間、いまや日本代表のエースのMF香川真司やMF乾貴士ら多くの若手を育てあげ、チームの若返りを推し進めた。チームは10年シーズンにJ1に昇格。昇格即3位と躍進させ、翌年のACL出場権を獲得した。今シーズンはリーグ戦こそ10勝9分12敗の11位と苦しんでいるが、ACLでは日本勢最高位のベスト8に導いた。

以下クラブが発表したクルピ監督のコメント全文

「この度、今シーズン終了をもってセレッソを退団する決断をしました。2007年から5シーズン指揮を執ってきましたが、J2からJ1へ昇格、さらにACL出場、そしてその中から数多くの選手がフル代表・五輪代表に選出され、欧州へ飛び立っていったことを考えると、セレッソにとっては1つのサイクルが終わり、節目の時がきたのではないかと思います。その間、単身で日本にいましたが、はるか遠くのブラジルにいる家族のもとへ帰る時が来たのではないか、という結論に至りました。私がチームを去っても、セレッソはこれまでと同様、若手を積極的に起用し、今後も魅力あふれるサッカーを継続してくれると確信しています。セレッソでは、最高の選手・スタッフに恵まれ、いつも気持ちよく仕事をさせてもらいました。さらに、サポーターのみなさんのやさしさ、温かい声援はいつまでも忘れることができないでしょう。私の40年以上のサッカー人生において、セレッソサポーターほど温かいサポーターはいませんでした。ブラジルに帰っても、日本でお世話になったみなさんのことを毎日懐かしく思い出すことでしょう。サポーターのみなさん、そしてすべての選手・スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。チームを支え続けてくださったスポンサー各社の関係者のみなさんにも、あらためて心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。みなさんへの恩返しの気持ちを込めて、残されたリーグ戦、そして来年のACL出場をかけた天皇杯で1つでも多く勝利して、みなさんと喜びを分かち合いたいです。天皇杯のタイトルを取ることは簡単ではありませんが、この5シーズンの集大成として、セレッソ初のタイトルを獲得できるよう全力を尽くします」


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