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得点王ケネディは欠席、「対極にいる」楢崎の代理スピーチで会場は笑いに

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 名古屋グランパスのFWケネディが2年連続で得点王に輝いた。この日、横浜アリーナで開催された「2011 Jリーグアウォーズ」はケガのため欠席。代わってチームメイトであるGK楢崎正剛が壇上で表彰を受け、代理でスピーチを行った。

「得点王のあくまでも代理の楢崎です」と会場を笑わせると、「得点王と対極にいるポジションの私がコメントを預かっているので、紹介させていただきます」と、ケネディからのメッセージを代読した。

「こんばんは。名古屋グランパスのジョシュア・ケネディです」と楢崎が第一声。「昨年に続いて、このゴールデンシューズをもらえるということですので、これで両足分そろいましたので、来年はこのスパイクで試合に出たいと思います。かっこ笑い」と、ケネディのコメントを文字どおりに一言一句読み上げる楢崎のスピーチに、会場は大きな笑いに包まれた。

 ケネディは昨季の17得点を上回る19得点で自己記録を更新し、得点ランキング2位のFWハーフナー・マイク(甲府)に2点差を付けた。昨季はFW前田遼一(磐田)と並んでのダブル受賞。2年連続2度目の栄冠は初の単独受賞となった。

 2年連続での得点王獲得は、昨季の前田に続いて史上2人目。2度の得点王受賞はFW中山雅史(札幌)、前田に続いて史上3人目となった。次なる目標は史上初の3年連続、そして史上最多となる3度目の得点王獲得だ。「また来年もゴールを取ることでチームの勝利に貢献していけるように頑張りたい」と、王座奪回を目指すチームを来季もゴールで引っ張っていくことを誓っていた。

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(取材・文 西山紘平)

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