FC東京の日本代表DF今野泰幸のガンバ大阪移籍が濃厚となったことが明らかになった。

　6日付のスポーツニッポンが報じたもので代表クラスのDF補強へ乗り出していたG大阪は今野に対して3年契約、年俸1億円という破格の条件で正式オファーした模様。リーグ戦終了翌日の4日を回答期限としたが、G大阪側はこれまでに好感触を得たという。

　今季J1で6番目(清水と同数)に多い51失点を喫していたG大阪にとって守備の建て直しは急務。まだ西野朗監督の後任は未定だが、獲得が決まればV奪還を目指す来季へ向けて大きな補強となるのは間違いない。

　5日に行われた「2011 Jリーグアウォーズ」に出席した今野は去就に関する質問に対して「僕はプロの選手。今野として一戦一戦頑張るだけ。サッカーをうまくなりたい」と言葉を濁し、否定はしなかった。すでに心は固まっているのか。来季以降もF東京との契約を残す今野は8年間在籍したクラブへの愛着も強いだけにその最終決断が注目される。