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香川の今季4点目で先制も…ドルトムントはホームで痛恨のドロー

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 ブンデスリーガは11日、第16節3日目を行い、MF香川真司の所属する2位ドルトムントはホームでカイザースラウテルンと対戦し、1-1で引き分けた。6日の欧州CL・マルセイユ戦(2-3)は途中出場だった香川だが、この日はリーグ戦2試合連続の先発出場。前半27分に今季4点目となる先制点を決めるなど4試合ぶりのフル出場を果たしたが、チームは後半15分に追い付かれた。

 欧州CLは最下位でグループリーグ敗退となり、EL決勝トーナメントに回ることもできなくなったドルトムント。ブンデスリーガ連覇に照準を合わせざるを得なくなった仕切り直しの一戦は、入れ替え戦圏内の16位に低迷する下位チーム相手にホームで痛い引き分けとなった。

 ドルトムントは前半14分、右クロスのこぼれ球を狙ったFWレワンドフスキの左足ボレーがクロスバーをかすめるなど序盤から攻勢に出る。同15分にはMFブラスチコフスキから横パスを受けた香川が鋭いターンからPA内に進入したところでDFと接触し、転倒。判定はノーファウルで、PK獲得とはならなかったが、正確なボールコントロールとキレのある動きを見せる香川が貴重な一発を叩き込んだ。

 前半27分、中央をドリブルで仕掛けたMFギュンドガンが縦パス。PA手前のMFグロスクロイツがワンタッチではたくと、近い距離を保っていた香川がワントラップから右足を振り抜いた。シュートはGKの手を弾いてゴールネットを揺らす。11月5日のボルフスブルク戦以来、4試合ぶりとなる香川の今季4点目でドルトムントが均衡を破った。

 その後も主導権を握り続けるドルトムントだったが、後半15分、DFピシュチェクがヘディングでクリアした浮き球をカイザースラウテルンのMFサハンが豪快な左足ダイレクトボレーでゴールネットに突き刺し、1-1の同点。ドルトムントは後半21分、ベンチスタートだったMFゲッツェを投入すると、その直後にMFダ・シウバのラストパスからPA内左に走り込んだ香川が左足でシュートを狙ったが、GKに阻まれた。

 ホームで勝ち点3を目指すドルトムントは猛攻を仕掛けるが、後半27分、右FKに合わせたDFフンメルスのヘディングシュートはゴールポストを直撃。同37分にはゲッツェの右足ミドルがクロスバーに阻まれるなど最後の決定力を欠き、前節のボルシアMG戦(1-1)に続いて2試合連続の引き分けに終わった。


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