第90回全国高校サッカー選手権が30日、東京・国立競技場で開幕しました。ゲキサカでは開会式に参加した注目選手にショートインタビュー。02年度以来の日本一奪回を目指す市立船橋のFW和泉竜司主将(3年)は全国制覇した10年全国高校総体で得点王を獲得した注目ストライカー。主将としてもチームを引っ張るナンバー10が自身初となる選手権で大暴れする。

―名門にとっても国立は特別
「ここに来るというのは高校サッカーに来た目標ですし、今までやってきたことをしっかりと出したいですね。3年間自分達の代まで出ていないんですけど、緊張せずにしっかりとやりたい」

―優勝候補と言われる中でチームの状況は?
「少しけが人がいるんですけど、誰が出ても変わらないチーム力があると思うんで大丈夫です。いい感じで来ています」

―勝つためには和泉選手がやらないといけない部分は大きい
「得点王を狙っている。でも自分じゃなくても誰かが得点を決めて勝てればいい。チームのために攻撃も守備もするのが目標ですね」

―それでも得点へのこだわりは当然ある
「点を取るのは自分の求められているところ。当然守備でも貢献しなければダメなんで、攻守において注目されたいですね。市船は守備も必要なんで攻撃だけではなく、守備も注目されたい」

―観衆に見て欲しいポイントは
「ゴール前でのイメージだったり、シュートだったりは見て欲しいですね。(PA近くでは目を離さない方がいい?)そうですね」

―練習試合では得点も取ってきている
「岩渕が怪我気味で代わりに出ている高澤は裏に抜ける動きが多い。そういう動きができるんで得点よりは今、アシストが多いですね。(でも最後おいしいところは?)もらいます(微笑)」

―ズバリ目標は
「心の中では全国優勝というのがありますけど、まずは目の前の一つひとつの試合を一戦一戦やることが目標です」

(取材・文　吉田太郎)

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