beacon

[CL]ミラン対バルセロナの第1戦はスコアレスドローに終わる

このエントリーをはてなブックマークに追加

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は28日、準々決勝第1戦を行い、サン・シーロでは、ミラン(イタリア)対バルセロナ(スペイン)の一戦が行われた。注目の一戦は、最後までスコアは動かず、0-0の引き分けに終わった。

 ホームのミランは、24日のリーグ・ローマ戦で太ももを負傷したDFチアゴ・シウバに代わって、DFフィリップ・メクセスを起用し、この一戦に挑んだ。対するバルサもMFアドリアーノ・コレイアの負傷により、左SBにはDFカルレス・プジョルが入った。

 最初のチャンスはミラン。前半3分、MFケビン・プリンス・ボアテングが右足でミドルシュート。DFにカットされこぼれるが、FWイブラヒモビッチが頭で落す。これをゴール前でフリーのFWロビーニョが合わせたが枠を大きく外してしまった。その後もカウンターを中心に攻撃を仕掛けるミランは前半20分、ロビーニョからのパスを受けたイブラヒモビッチがゴール前に侵入する。DFプジョルに付かれながらも左足シュートを放つがミートせず、GKビクトル・バルデスに難なくキャッチされてしまう。

 対するバルセロナも高いポゼッションと巧みなパスワークで徐々にリズムを掴みだす。前半17分、FWメッシからMFシャビとつなぎ、右サイドのDFダニエウ・アウベスに展開。ダニエウ・アウベスはダイレクトでファーサイドにクロスボールを入れ、走り込んだメッシがゴールネットを揺らすが、これは惜しくもオフサイド。さらに同26分には、中央の狭いところをシャビがメッシとのワンツーで抜け出し右足シュート。これはGKクリスティアン・アッビアーティの右手一本のセーブに遭ってしまい、ゴールを割ることは出来なかった。お互いが戦い方をはっきりさせゲームを進めたが、得点を奪えず前半を0-0で折り返した。

 後半に入っても、バルセロナがボールを支配しゲームを進める。しかしミランも高い集中力でシュートまで持ち込ませない。後半21分にはメッシがペナルティーエリアにドリブルで侵入するが、DFがしっかり対応。同28分にはシャビがMFイニエスタに代わり出場したMFテージョにパス。テージョは左足でゴールを狙うが、左に外れた。

 さらにこう着状態は続く。後半32分、メッシが中央からシュートを放つが、DFがスライディングでなんとかコースを変えて逃れる。そのプレーで得たCKをプジョルが頭で合わせるが、惜しくもゴール右に外れた。同43分にも右サイドをメッシが突破し左足シュートを放つ。これもGKアッビアーティが弾き、こぼれ球にテージョが詰めるが、DFに弾き出された。

 我慢比べが続いた第1戦は、このまま0-0で終了した。第2戦は4月3日、バルセロナのホームのカンプノウで行われる。

【決勝トーナメント準々決勝】
[第1戦]
ミラン 0-0 バルセロナ


▼関連リンク
欧州CL11-12特集

TOP