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開幕4戦無得点…鹿島・ジョルジーニョ監督「34節続くとは考えてない」

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[3.31 J1第4節 横浜FM0-0鹿島 日産ス]

 この日もゴールが遠かった。鹿島アントラーズはまさかの4試合連続無得点。スコアレスドローで開幕からの連敗は3でストップし、今季初の勝ち点を手にしたが、クラブ史上初の不名誉な記録が深刻な得点力不足を物語っている。

「置かれている状況を考えれば、勝ち点1を取れたのはまずは喜ばしいことだと思う。一つのスタートを切れたのではないか。得点するチャンスはあったが、今日は相手のGKを称えないといけない」

 今季から就任したジョルジーニョ監督は初勝利がお預けとなった結果にも前を向く。「数字として何も残っていないから、点が入っていない部分だけが取り上げられやすいが、シュート練習ではいろんなパターンに取り組んでいるし、メンタルの部分でも自信を持ってシュートを打つこと、シュートミスを恐れるなという話をしている」と力説。「何もしていないわけでも、よくなっていないわけでもなく、よくしようとしている段階。4試合点が入っていないが、得点が取れない状況がこのまま34節続くとは考えていない。一つ入れば状況は変わるし、FWも自信が付く。私は選手を信じている」と自分に言い聞かせるように話した。

 この日は今季から加入したFWジュニーニョを開幕4戦目で初めて先発から外し、FW興梠慎三がFW大迫勇也との2トップで今季初先発を飾った。ボランチでは2年目のMF梅鉢貴秀がプロ初先発。メンバーのテコ入れも図ったが、1点を取ることができなかった。

 興梠は「いいころはカウンターでも4、5人が上がってはまっていたけど、今は中盤は中盤、FWはFWで孤立している。やっていて、枚数が少ないと感じた」と指摘。MF小笠原満男も「ちょっとしたことの一人ひとりの積み重ね。一歩一歩、少しのところ」と、かみ合わないチームの状況に苛立ちを隠せなかった。

 京都から緊急補強したMFドゥトラはベンチ外となり、“デビュー”はお預けとなったが、ジョルジーニョ監督は「今いる攻撃陣とは違うタイプの選手。前への推進力があり、DFを引きずってでもボックス内に入っていく力がある」と期待を寄せる。「今は改善を目指しているところで、限られた予算の中で少しでも強化していければと思っている」。トンネルに迷い込んだ常勝軍団の光となるのか。鹿島がかつてない危機に直面している。

(取材・文 西山紘平)

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