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京都が5連勝、5月を全勝で終えて暫定首位に浮上

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[5.26 J2第16節 京都1-0北九州 西京極]

 J2第16節の1試合が26日に行われた。2位京都サンガF.C.はホームで13位ギラヴァンツ北九州と対戦し、1-0で勝利した。5月3日の栃木戦(1-0)から5連勝。5月の全5試合を全勝で終えると、あす試合が行われる首位・山形を勝ち点「1」差で上回り、暫定ながら首位に立った。

 序盤から京都が果敢に仕掛けてはチャンスをつくった。前半3分には右クロスに抜け出したFW宮吉拓実がゴール正面からシュートを放つも、ポスト右へ外れた。前半は北九州に1本のシュートも許さず。攻撃で相手を圧倒した。

 すると前半37分、PA左で相手DFがクリアミス。こぼれを展開しての左クロスをFWサヌがPA内で受けて後方へパスする。これを受けたMF中村充孝が左足シュート。冷静に突き刺して、京都が先制に成功。1-0で前半を折り返した。

 北九州は前半30分に左クロスにFW池元友樹が飛び込むもシュートは打てない。そのほかには決定的な場面はなく、シュート0本で前半を折り返す。流れを変えようと後半開始と同時に2枚の交代カードを切る。FW渡大生とDF宮本亨に代わって、FW林祐征MFレオナルドをピッチへ送った。

 後半に入り、一気に攻勢を強める北九州だったがゴール前での精度を欠き、得点は奪えない。ロングボールに林が抜け出すがシュートで終われない場面が続いた。PA手前正面でFKを獲得。MF木村祐志が直接狙うも枠を外す。0-1のまま時間は進んだ。

 押し込まれた京都は後半33分に先制点の中村に代えて、MF駒井善成を投入。同37分にはサヌに代わり、FW原一樹をピッチへ送った。しかし後半41分にアクシデント。センターライン付近からドリブルで上がってきた池元をMF中山博貴が倒してしまう。これが2枚目の警告となり、中山は退場。1点リードの京都は数的不利に追い込まれた。直後に最後の交代カードを切ると、宮吉に代わり、MF倉貫一毅が出場した。

 数的有利に立った北九州だが1点が奪えない。後半ロスタイム1分には、右クロスに飛び込んだレオナルドがファーサイドからヘディングシュート。枠を捉えることはできなかった。セカンドボールを拾い、果敢に攻めるがゴールは生まれず。終了間際の同4分にはPA右からレオナルドが強引にドリブル突破。自らシュートを放つが、わずかにクロスバー上へ外れた。そのまま試合は終了。1-0で勝利した京都が5連勝を飾った。

 試合後、決勝点を決めた中村は「相手のGKがニアの位置にいたのが見えた。狙い通り?そうですね」と笑顔。「次も点を取ります」とキッパリ話すと「勝っても負けても次が大事」と表情を引き締めた。

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