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横浜FCがダービーで掲げられた横断幕について謝罪、提出者には処分も

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 横浜FCは13日、クラブの公式HPで北川浩史代表取締役の謝罪文を掲載した。事の発端は、10日に行なわれた天皇杯の3回戦、横浜F・マリノス戦(1-2)でサポーターが試合前に掲げた横断幕だ。試合前、横浜FCサポーターは、横浜FMを侮辱するような横断幕を掲げていた。

 これに対し、北川社長はクラブの公式HPで「いつも、横浜FCに温かいご声援を賜り誠にありがとうございます。横浜FCでは、サッカー及びスポーツの社会的役割を強く自覚し『リスペクト』することを推進する一員として、常に相手チームに対し敬意の念を持って試合に臨んでおります。しかしながら、この度、2012年10月10日(水)に行われた、第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会第3回戦において、日産スタジアムアッパー席から横浜F・マリノスに対する侮辱目的と思われる大型の横断幕が、横浜FCサポーターによって掲出されたことが発覚いたしました。このことは、大変遺憾であり、横浜F・マリノスに関わる全ての方に対して非礼極まりない行為であり、JFA・Jリーグの理念及び試合運営管理規定に著しく反した行為です。本件により、不快な思い、多大なご迷惑をお掛けしました横浜F・マリノス関係者のみなさま、ファン・サポーターのみなさま、『リスペクト』の精神をもってサッカーに関わる全てのみなさまへ、深くお詫びを申し上げます」と、クラブの意思に反したことであると説明し、遺憾の意を示すとともに、横浜FMに謝罪している。

 また、断幕を提出したサポーターの処分については、「現在、提出したサポーターを調査中」としており、確認ができ次第、Jリーグの定める統一基準に照らし、あらためて処分を決定し、発表するという。

 最後に北川社長は「クラブとして改めて再発防止の徹底と、安全で快適なスタジアムづくりに努め、サッカー及びスポーツに関わるすべてのものを『リスペクト』することを、JFA、Jリーグと共に連携を密に図りながら一層推進して参ります。今後とも、横浜FCをよろしくお願い申し上げます」と、再発防止に取り組む姿勢を明確にした。

[写真]問題となった横断幕。選手入場の前からキックオフ前まで提示された

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