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[Fリーグ]町田が大分に逆転し、ホーム初勝利を挙げる!!

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[12.9 Fリーグ第21節 町田3-1大分 町田総合]

 Fリーグは9日に第21節2日目を行い、ペスカドーラ町田バサジィ大分と対戦した。今季ホームゲーム未勝利(1分5敗)の町田は、第3クールのホームゲーム初戦で勝利が欲しいところ。前半5分に先制を許した町田だが、同17分にFP滝田学のゴールで追いつくと、直後にもFP金山友紀が追加点を挙げて逆転に成功する。前半終了間際にも3点目を挙げた町田は、後半途中からパワープレーに出た大分の反撃を凌ぎ切り3-1で勝利。第3クール最初のホームゲームで、嬉しい今季ホーム初勝利を挙げた。

 試合の序盤、町田が積極的に仕掛ける。前半4分には左サイドのFP本田真琉虎洲からパスを受けたFP金山友紀がシュートを放つが、ボールを捉えきれない。逆に5分には右サイドでボールを受けたFP白方秀和が右足でシュートを決め、大分が先制点を挙げる。

 先制点を許した町田だが、この日は前線からの守備が良く、大分に攻撃を組み立たせない。ボールを奪っても、なかなかシュートまで持ち込めない焦れる展開が続いたが、根気よく攻めた町田の攻撃が実ったのは前半17分だった。滝田がゴール前の密集から得点を挙げると、その直後の18分には町田らしいパスワークから右サイドを抜けた金山が逆転ゴールを決めた。その後も町田は試合の主導権を握り続ける。前半終了間際には滝田のパスがゴール前に抜けると、FP篠崎隆樹が流し込み、町田が3-1とリードして前半を折り返した。

 後半の立ち上がりは大分が町田を押し込む。しかし、ゴール前で体を張った守備を見せる町田が、得点は許さない。後半10分からは大分がFP奥田亘をGKにしたパワープレーを仕掛ける。ところが、その直後だった。町田のFP横江怜にボールを奪われると、そこから打たれたシュートをFP小曽戸允哉がハンドでブロック。これで小曽戸は一発退場となり、大分は数的不利で戦うことになった。

 それでも大分は、2分間の数的不利の状況をGK定永久男の守備などで切り抜ける。しかし、数的同数に戻ってからのパワープレーで、集中を切らさない町田の守備を崩すことができない。結局、大分は町田の堅守の前に得点を挙げることができず。町田が3-1で勝利し、3試合ぶりの勝利を挙げて、7位大分との勝ち点差を6に縮めている。

 試合後、逆転ゴールを挙げた金山は「ホームでずっと勝てなくて、いろいろな人に『私が見に行ったら負ける』とか『行かない方がいい』ということを言われました。でも、ずっと勝てていなかったのは、選手の責任です。なかなか勝てていなかったにも関わらず、みなさんが足を運んでくれ、応援してくれた結果、こういう結果につながりました。本当にありがとうございました」と、ホーム初勝利を待ち侘びていたファン・サポーターに感謝の言葉を伝えた。

(取材・文 河合拓)

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