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[Fリーグ]大分が府中に3-1で勝利し、連敗を2でストップ

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[8.2 Fリーグ第10節 府中1-3大分 大田区総合]

 Fリーグは2日、第10節1日目を行い、府中アスレティックFCバサジィ大分が対戦した。後半1分にFP山田ラファエル・ユウゴのゴールで先制したホームの府中だが、後半6分にFP田村龍太郎、FP神戸洋平に立て続けに得点を許して逆転される。さらに同17分にも、FP中村友亮にダメ押しゴールを決められた。このまま3-1で大分が勝利。ホームの府中は3連敗となり、大分は連敗を2で止めている。

 府中は前節で負傷したFP小山剛史を欠いての一戦となった。対する大分は、前節の北海道戦(0-1)で出場停止だったFP蒲原旭がベンチ入りメンバーに戻っている。前半は府中が押し込み、大分が速攻からチャンスをうかがう展開になる。しかし、両チームとも得点を挙げることはできずに、スコアレスのままで前半を折り返した。

 試合は後半開始早々に動く。キックオフから19秒、カウンターに出た府中はFP岡山洋介からのパスをゴール前に詰めていた山田が決めて、1点をリードする。その後は大分に押し込まれる展開となるが、9節を終えてリーグ最少の15失点の府中は、GK田中俊則を中心にゴールを守っていた。

 攻めあぐねていた大分も、同点ゴールを決める。後半6分、中村が左サイドでボールをキープ。DFとGKを引き付けて落としたボールを田村がゴールに蹴り込み、試合を振り出しに戻す。これで勢いに乗った大分は、直後にもサイドを突破した神戸がシュート。GK田中も手に当てたが、ボールはゴールに吸い込まれて、大分が逆転に成功する。

 後半7分にはロドリゴのシュートがクロスバーを叩く。同8分にはFP三井健が反転してシュートを放ったが、クロスバーを越えて行った。同10分にも山田の強烈なシュートをGK定永久男が弾いたところを、FP上福元俊哉が詰めたが、フィニッシュはヒットできなかった。

 試合を決めたい大分は後半14分にFP仁部屋和弘が距離のある位置からミドルシュート。GKに弾かれたボールにFP小檜山譲が詰めたが、シュートはクロスバーに嫌われた。その直後にも小檜山は、ゴール前で決定機を得たが生かせなかった。それでも同17分には、右サイドから中村が中央のFP小曽戸允哉にパス。小曽戸からリターンパスを受けに走った中村が、確実にゴールを決めてリードを2点に広げた。

 府中は宮田をGKにパワープレーに出たが、大分の選手たちもシュートコースを消して、フィニッシュに持ち込ませない。このまま試合は終了し、大分が3-1で勝利している。

(取材・文 河合拓)

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