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[選手権]日本一というリベンジ狙う青森山田DF小笠原、初戦で対するは中津東FW山本「楽しみ」

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「今年に懸ける想いは誰よりも強い」。青森山田高(青森)のDF小笠原学主将(3年)は、第93回全国高校サッカー選手権大会への決意を明かした。その裏には“忘れ物”があるからだという。「去年は自分のミスから失点してしまって、3年生の夢を終わらせてしまった。その想いをピッチの上で表現して、全国優勝に導きたいです」。昨年、2年生ながら先発していた小笠原は、借りを返すと強い眼差しを向ける。

“最後の国立”となった昨年の開会式――。入場行進では最後尾を歩き、受け答えもどこか落ち着かない様子だったが、いまではどっしりと構え貫禄すら漂う。「悔しい想い」と「青森山田のキャプテン」という立場が、小笠原を成長を促したのかもしれない。

 青森山田が準決勝まで勝ち上がった場合、対戦相手として最有力と目されるのが夏の王者・東福岡高(福岡)だ。青森山田は今夏のインターハイ準決勝でも対戦しているが、1-3で東福岡に一蹴されている。この奇跡的な巡り合わせを小笠原は歓迎する。「東福岡に大きな差を見せつけられて、『このままでは日本一は取れない』と日頃の練習から取り組みが変わって力をつけている。夏の雪辱を晴らしたいです」。東福岡を倒しての優勝。頂点への筋書きは見えている。

 1回戦で青森山田と相対するのが、3年連続4回目の出場となる中津東高(大分)。こちらも気合い十分だ。「昨年もインターハイ優勝の市船とやっていますし、今回もベスト4の青森山田。楽しみの方が大きい。県大会のようなサッカーができれば勝てると思う」とFW山本隼斗主将(3年)。2年連続で初戦敗退中で、全国では苦戦しているが、優勝候補相手に一歩も引く気はない。

 12月31日、浦和駒場スタジアムを舞台に、両校が相見える。

[写真]青森山田DF小笠原主将(左)と中津東FW山本主将(右)が握手を交わす

(取材・文 奥山典幸)
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