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[選手権]全国総体4強の西武台は“インハイ上位キラー”と対戦

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 西武台(埼玉)が“インハイ上位校キラー”の香川西(香川)に挑む。12月31日に行われる1回戦、埼玉スタジアム2002では今年度全国高校総体ベスト4の西武台と5年連続2回目の出場の香川西が対戦することになった。

 西武台は全国総体の準決勝で、滝川二(兵庫)に0-4で敗れた悔しさから「滝二と国立で戦いたい」という想いをモチベーションに、埼玉決勝では正智深谷に6-0の大勝。2年連続3回目となる全国進出を勝ち取った。今回の抽選で滝川二とはブロックが分かれたため、悲願の再戦は互いに勝ち上がっての準決勝、国立の舞台での実現を期待することになる。

 しかし、まずは初戦。対する香川西は決して簡単な相手ではない。08年には前橋育英(群馬)、09年には市立船橋(千葉)と、ここ2年連続でその年の全国総体王者を倒してきており、“夏の王者キラー”として注目を集めている。堅い守りと日本高校選抜FW大西晃広(3年)らが繰り出すスピード十分の攻撃は本物。今年の全国総体でも2勝を挙げている。

 だからこそ西武台のMF松本和樹主将(3年)も「滝二と、という気持ちはありますがまずは目の前にある試合を一生懸命やろうとチームには言っています」と気を引き締める。松本の言葉通り、目前の1試合1試合を戦った先に、滝川二との再戦がある。そのためにもまずは初戦で難敵相手にもしっかりと勝ちきりたい。

[写真]“インハイ上位キラー”に挑む西武台のMF松本

(取材・文 片岡涼)
【特設】高校選手権2010

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