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[選手権]立正大淞南vs滝川二プレビュー

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第89回
全国高校サッカー選手権


準決勝プレビュー
立正大淞南vs滝川二


ともに破壊力十分の攻撃陣。撃ち合い必至!
[過去の選手権対戦成績]
滝川二1勝
[過去の島根勢対兵庫勢]
兵庫1勝


立正大淞南(島根)
出場回数:3年連続11回目
監督:南健司
創部:1961年
最高成績:
16強(03年度、05年度)
過去の主な成績:
全国高校総体出場5回、全日本ユース選手権出場1回
主なOB:
岡野雅行(鳥取)、神山竜一柳楽智和(ともに福岡)ら

【立正大淞南チーム紹介】
 今夏の全国高校総体で8強進出している「山陰の雄」が島根県勢初の4強進出。4試合連続で計7得点を挙げ、得点ランキング首位に立つMF加藤の好調が特に光るが、FW池田、FW新里、MF池田、MF徳永と中盤から前は個人でゴールをこじ開けることのできる選手たちが居並ぶ。その攻撃力で歴史を塗り替えた。ディフェンス面では1ボランチを務める2年生MF稲葉の好守が光るほか、中村謙主将、竹内の両CBを中心とした最終ラインの堅いブロックは押し込まれても容易には相手を入り込ませない。西武台とのPK戦で7人目を止めたGK三山も“ノッた”状態で準決勝を迎えられそうだ。初の16強進出を果たした03年の3回戦で0-1で敗れている滝川二を突破し、歴史をさらに塗り替えることができるか。

【準々決勝先発布陣】
4-4-2
   池田  新里

     徳永
  小田    加藤
     稲葉(2)
     
中村宏 中村謙 竹内 椎屋 

     三山


【勝ち上がり】
[1回戦]
2○1帝京大可児(岐阜)
[立]加藤大樹2(19分、79分)
[帝]川村健人(54分)
[2回戦]
3○2野洲(滋賀)
[立]加藤大樹3(31分、37分、63分)
[野]村松隆晴(20分)、加藤臣哉(57分)
[3回戦]
5○1新潟西(新潟)
[立]新里大地(47分)、小田悠太(52分)、池田拓生(54分)、加藤大樹(66分)、中村謙吾(80分+2)
[新]山川翔也(72分)
[準々決勝]
2○2(PK5-4)西武台(埼玉)
[立]加藤大樹(10分)、池田拓生(59分)
[西]清水慎太郎(42分)、末松光(80分+3)

【注目選手】
●FW加藤大樹(3年)
エース番号17を背負うMFは4試合連発の計7ゴールと大爆発。「チーム1シュートがヘタ」(南監督)のアタッカーは今大会のラッキーボーイに。全国高校総体優秀選手
●FW新里大地(3年)
インターハイ5得点で得点ランク2位。高円宮杯でも3発と脅威の得点力
●FW池田拓生(3年)
一度前を向くと止まらない弾丸ドリブラー。全国高校総体優秀選手
●DF中村謙吾(3年)
攻撃型チームを最終ラインで支えるチームリーダー。自身も今大会1得点
●MF稲葉修土(2年)
10番背負う1ボランチ。予測と運動量を生かして中盤支える

【立正大淞南チームデータ】
[総得点数/総失点数]
12/6
[前半得点数/失点数]
4/1
[後半得点数/失点数]
8/5
[個人得点数]
7.加藤大樹
2.池田拓生
1.新里大地小田悠太中村謙吾
[シュート数/被シュート数]
67/41
[個人シュート数]
17.加藤大樹
12.新里大地
10.池田拓生
[CK数/被CK数]
29/11
[FK数/被FK数]
59/63
[オフサイド]
17/8
[PK/与PK]
0/0
[退場]

[警告]
1.中村宏輝

滝川二(兵庫)
出場回数:2年ぶり16回目
監督:栫裕保
創部:1984年
最高成績:
4強(98年度、02年度、03年度)
過去の主な成績:
全国高校総体準優勝(10年)、同出場19回、全日本ユース選手権優勝(06年)、同出場6回
主なOB:
岡崎慎司(清水)、金崎夢生(名古屋)、吉田孝行(神戸)ら

【滝川二チーム紹介】
 現日本代表FW岡崎を擁した03年度以来の4強進出。今夏の全国高校総体準優勝校は、破壊力満点の攻撃陣が今大会最多の15ゴールをたたき出し、国立切符をつかんだ。注目は“ダブル・ブルドーザー”の異名を持つパワフルなストライカーの2トップ。エースFW樋口が得点ランキング2位の6得点でパートナーの浜口も5得点を挙げている。樋口は右足付け根、浜口は左足首に加えてでん部と両者ともに負傷を抱えているという不安はあるが、それでも結果を残してきた2トップに準決勝も期待が高まる。中盤は特に守備面での健闘光る谷口、香川のダブルボランチが抜群の存在感。本城、白岩の両ワイドは突破力、また濱田は高精度クロスを備える。CB土師中心の4バックはCB亀岡が累積警告で出場停止だが、今大会でチームはすでに控えGK2人を除く23選手を起用。チーム全員で乗り切ることができそうだ。過去3度敗れている準決勝を突破し、悲願の決勝進出なるか。

【準々決勝先発布陣】
4-4-2
   樋口  浜口

白岩        本城
     
   香川  谷口

平田(2)亀岡(2) 土師 濱田 

     中尾


【勝ち上がり】
[1回戦]
6○1駒場(東京A)
[滝]浜口孝太2(19分、51分)、樋口寛規3(40分+1、49分、62分)、香川勇気(66分)
[駒]畠中潤(56分)
[2回戦]
4○1鹿島学園(茨城)
[滝]白岩涼(2分)、浜口孝太2(59分、78分)、樋口寛規(66分=PK)
[鹿]石倉央基(8分)
[3回戦]
2○0青森山田(青森)
[滝]樋口寛規(10分)、オウンゴール(80分+5)
[準々決勝]
3○0日章学園(宮崎)
[滝]本城信晴(8分)、樋口寛規(27分)、浜口孝太(71分)

【注目選手】
●FW樋口寛規(3年)
本家とは違いテクニックに優れた“岡崎2世”。パワー溢れるシュートと攻撃センス武器に6ゴール。全国高校総体は4ゴールで優秀選手
●FW浜口孝太(3年)
本来はアシスト役だが、今大会は得点力も爆発。4戦5発。全国高校総体は4ゴールで優秀選手
●MF谷口智紀(3年)
180cmの大型ボランチ。攻守で存在感放つ
●DF土師直大(3年)
全国高校総体優秀選手。守備リーダーだが貴重なゴール生む得点力にも注目
●MF香川勇気(3年)
得意の左足からチャンス生み出すゲームメーカー。攻守の運動量抜群

【滝川二チームデータ】
[総得点数/総失点数]
15/2
[前半得点数/失点数]
6/1
[後半得点数/失点数]
9/1
[個人得点数]
6.樋口寛規
5.浜口孝太
1.香川勇気白岩涼本城信晴、オウンゴール
[シュート数/被シュート数]
57/24
[個人シュート数]
24.樋口寛規
13.浜口孝太
11.本城信晴
[CK数/被CK数]
13/8
[FK数/被FK数]
52/47
[オフサイド]
8/7
[PK/与PK]
1/0
[退場]

[警告]
2.亀岡淳平
1.樋口寛規

(構成 吉田太郎)
【特設】高校選手権2010

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