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[全日本大学選手権]準決勝プレビュー

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■準決勝(12月25日)
慶應義塾大vs明治大
専修大vs中京大


[西が丘サッカー場]

慶應義塾大 11:30 明治大

 関東リーグ同士の対決が準決勝で実現した。リーグ戦での対戦成績は慶應義塾大の2戦2勝。しかし、インカレと同じくトーナメント戦の天皇杯予選では、ユニバーシアードの時期と重なったため、ともに主力を欠いての戦いとなったが、慶應義塾大が退場者を出し、明治大が勝利している。今試合では慶應義塾大は主力欠場のピンチに見舞われている。初戦で負傷したMF日高慶太(4年=桐蔭学園高)に加え、CB松岡淳(3年=慶應湘南藤沢高)とスーパーサブMF森田達見(3年=川崎F U-18)が累積警告により出場停止。まさに総力戦となりそうだ。対する明治大は対照的に万全の体制で準決勝を戦う準備が整った。神川明彦監督は「今はケガ人が一人もいない。登録30人全員が練習できている状況」と太鼓判を押す。実際にここ2試合では途中出場の選手が必ず点を取っており、層の厚さは折り紙つき。2年ぶりの日本一へ。国立への切符をつかめるか。

専修大 13:50 中京大

 好ゲーム必至のカードが実現した。攻撃的で美しいサッカーを掲げる専修大と、“東海のカテナチオ”中京大が決勝をめざして激突する。ここ2戦で計13得点と抜群の攻撃力を誇る専修大は、なによりも来季千葉入りFW町田也真人(4年=埼玉栄高)の好調ぶりが目覚しい。ここまでの2試合ではすでに3得点を決めるなど、攻撃の中心を担っている。また試合を重ねるにつれ、攻撃パターンが増えてきたことも、強みだ。長短織り交ぜたパスで崩してきたと思いきや、鮮やかなカウンター攻撃。多彩な攻撃を準決勝でもみせつける。一方の中京大は対戦相手に応じた戦いぶりが注目されるが、東海リーグでは圧倒的な攻撃力をみせてきただけに、専修大相手にどのような戦いをとるか、注目が集まる。初戦では堅守をみせ、強豪・筑波大を完封すると、準々決勝では鹿屋体育大を相手に3得点を決めた。左SB石原卓(3年=中京大中京高、前・徳島ヴォルティス)が累積警告で出場停止となるが、初戦は体調不良で欠場したCB須崎恭平(2年=磐田ユース)が前節では途中出場で復帰しており、準決勝では復帰も濃厚。専修大の攻撃をいなし、勝利なるか。2年連続の決勝進出をめざす。


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