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[大学選手権]190cm&背番号19のFW大西がインカレ4戦連続弾!!

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[1.5 全日本大学選手権・決勝 専修大3-0明治大 国立]

 190cmで背番号19を背負う専修大のFW大西佑亮(3年=鹿島ユース)が全日本大学選手権・全試合連続ゴールという偉業を成し遂げた。今シーズンの前半戦は主力ではなかったものの、地道な努力を続けると全国大会を前に先発の座を勝ち取り、4戦5得点の活躍でチームの日本一に貢献した。
 
 試合後には「(5点は)ほとんど、こぼれ球だったので」と謙遜しながらも「今日も点を取るイメージはあった。それで点を取れて、周りが上手いお陰です。でもこぼれ球は意識して狙っていました」と笑顔をみせた。この日の試合では190cmの高さはさることながら、抜群のキープ力を発揮。バイタルエリアで起点となった。後半21分にはMF長澤和輝(2年=八千代)のシュートをGKが弾いたところに詰め、ワンタッチで右足シュート。2-0に突き放すゴールを決めた。

 今季の序盤戦は、なかなか公式戦に絡むことはできなかった。その悔しさから後期リーグの始まりとともに、自主練習を開始。高さがある分、動けないと感じ、ラダーで下半身の強化を行った。また、先輩であるDF松本陽介(4年=清水商業高)、後輩のDF北爪健吾(1年=前橋育英高)に自主練の手伝いを頼んだ。2人にクロスを蹴ってもらっては、それに合わせる練習を繰り返した。地道な努力を重ねると、次第に出場時間が増え、ゴールを量産するほどに成長。この日は「自分にパスが来るのは共通の意識があってわかっている。信じて飛び込むだけです」と練習の成果に胸を張った。

 4戦連続弾については「結果として全試合で得点を取れたことは自信になりました」と話したが、まだまだ自身のプレーには納得がいかない様子。「まだまだレベルアップしないといけないし、基礎の部分もそうだし、技術を高めないと上にはいけない。体も細いのでゴツくならないと。ヘディングももっと強くなりたい」と貪欲に話した。もちろん将来はプロ志望。このまま順調に成長を続ければ、190cmの高さがあるFWは多くのJクラブを魅了する選手になる可能性がある。インカレでの活躍をスタートに、自身にとって大学サッカー最後の年となる2012年を飛躍の1年にしたいところだ。

(取材・文 片岡涼)
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