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ブルガリア戦の反省生かす、豪州戦へ麻也「強い姿勢で戦う」

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 日本代表は1日、埼玉県内で練習を行った。前日31日の練習は脚の付け根に違和感があるとして一部別メニューとなったDF吉田麻也だが、「別メニューというか、(ブルガリア戦に)45分以上出た選手はみんな別メニューで、そこからストレッチをしただけ」と強調。4日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(埼玉)に向け、「そんなに問題ないし、大丈夫」と不安を一蹴した。

 0-2で敗れたブルガリア戦を受け、「3-4-3とか4-3-3とか、システムは置いておいて、気持ちの面で強いものを見せるべき試合だった」と反省する吉田は「オーストラリア戦は大事な試合だし、オーストラリアも(予選突破へ)追い込まれている。ここ数年、僕らに勝っていないし、アグレッシブに来ると思う。強い姿勢を持って戦わないといけない」と力を込めた。

 3試合連続でセットプレーから失点している日本の問題はオーストラリアも十分に研究してくるだろう。もともと高さやフィジカルではオーストラリアに分がある。シンプルにハイボールやロングボールを放り込んでくることも予想されるだけに、簡単には競り負けない球際の強さはもちろん、気持ちの面が大事になってくる。

「セットプレーの守備はマンツーマンでやっているので、個人の問題でもある。ロングボールに対しても、セカンドボールや後ろのカバーリングを徹底してやらないと問題が起こると思う。ファーストコンタクトで勝てればいいけど、負けることもある。いいボールを蹴らせないことも大事だし、プレッシャーのかけ方も考えないといけない」

 引き分け以上で5大会連続のW杯出場が決まる大一番。初めてホームでW杯出場を決めるチャンスでもある。「ホームで初めて決められるし、たくさんのサポーターの前でW杯出場を決めたい」。強い決意で決戦に臨む。

(取材・文 西山紘平)

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