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ハリルがまたも体脂肪でダメ出し、遠藤「僕はそんなに怒られなかったけど…」

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 日本代表は31日、埼玉県内に集合し、9月3日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦(埼玉)に向けて合宿をスタートさせた。前日30日に試合があったばかりのMF香川真司(ドルトムント)、MF原口元気(ヘルタ・ベルリン)、DF長友佑都(インテル)を除く20人が集まったが、練習前の検査で右内転筋に出血が認められたDF槙野智章(浦和)はトレーニングに参加せず、代表からも離脱が決まった。

 練習前、バヒド・ハリルホジッチ監督がMF遠藤航(湘南)、FW宇佐美貴史(G大阪)、GK西川周作(浦和)、FW興梠慎三(浦和)の4人を呼び寄せる場面があった。紙を見せながら約8分間の直接指導。練習後に報道陣の取材に応じた遠藤は「(呼ばれた)4人は体脂肪が多いという話だった」と明かした。

「チームで計ったときは(体脂肪率が)9%ぐらいだったので大丈夫かなと思っていたけど……。計り方が2種類あるみたいで、そっちのほうだと高かったみたいです」

 この日昼に埼玉県内の宿舎に集合すると、選手たちはすぐに体脂肪率を計測。遠藤の数値は「13%ちょい」だったそうで、「僕はそんなに怒られなかったけど、(興梠)慎三さんは……。4人の中でも一番多かったらしいです」と苦笑いだった。

「(体脂肪率は)気にしなきゃいけないけど、体重を減らすというよりは、筋肉に変えられるようにやっていければ。これまでも体重を増やしながら筋肉量も増えるようにやってきた。湘南で計っている限りはいい方向にいっていたけど、今後、トレーナーとも話していければ」

 東アジア杯で日本代表に初選出され、右サイドバックとボランチという2つのポジションでアピールに成功。今回、海外組もまじったフルメンバーの日本代表に“初招集”された。「今日はリカバリー中心の軽めのメニューだったけど、(海外組とも)少しコミュニケーションを取ってできた。これからまた楽しみです」と充実した表情を見せる。

 6月16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦はスコアレスドローに終わり、東アジア杯も2分1敗の最下位。最年少の22歳は「東アジア杯では結果を残せなかったし、悔しい思いもあった。まずは試合に出ることを目標にしながら、監督も言っていたけど、この2試合は勝たないといけない。自分もチームの勝利に貢献できるようにやっていきたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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