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渾身のFKはクロスバー直撃…120分間無得点での敗退に堂安「僕たちの責任」

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試合終了の瞬間、膝に手を当ててうなだれるMF堂安律

[5.30 U-20W杯決勝T1回戦 U-20日本 0-1(延長)U-20ベネズエラ 大田]

 無情にも敗退を告げるホイッスルが鳴り響いた。120分間の激闘の末、0-1の惜敗。U-20日本代表の戦いはベスト16で幕を閉じた。

 グループリーグで計3ゴールの活躍を見せたMF堂安律(G大阪)は試合直後のインタビューで「僕たちが得点を取れなかったので僕たちの責任」と、攻撃の中心選手として自らを責めた。

 前半29分、自ら獲得したFKのチャンスに右45度の位置から左足で直接狙ったが、惜しくもクロスバーを直撃。跳ね返りを拾ったFW岩崎悠人のシュートも枠を捉えられなかった。

「結果的にゼロ点なので、意味はない」。後半12分には絶妙なスルーパスを通し、決定機を演出したが、FW高木彰人のシュートはGKがビッグセーブ。後半20分過ぎからはチーム全体として運動量が落ち、チャンスらしいチャンスをつくれぬまま、延長後半3分、CKからの1失点に泣いた。

 グループリーグ最終戦のイタリア戦(2-2)では0-2の状況から2ゴールを決め、日本を決勝トーナメント進出に導いた。そのテクニックと突破力で世界を驚かせたが、「個人的には3点取ったけど、チームとして優勝を狙っていた。ここで負けて悔しい」と唇をかみ、「この大会で出た課題を反省して、次につなげたい」と必死に前を向いた。

●U-20ワールドカップ韓国2017特集ページ

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